今、大注目のモビリティサービス、Webサイト『回遊軽井沢』と共に、 新しい軽井沢と出会う旅。私だけの軽井沢を見つける冬。
東京から新幹線で約1時間。清澄な空気と街並みが美しい冬の軽井沢で、記録と記憶に残る、自分だけのフォトジェニックな旅に出かけます。利用するのは、2023年3月31日までのお得なサービス「回遊軽井沢」。軽井沢での滞在をもっと自由に快適にしてくれる内容で、ご予約があったときに運行する乗合交通サービス「よぶのる軽井沢」、「西武観光バス 軽井沢~千ヶ滝・星野エリア 乗り放題きっぷ」をはじめとする5種の交通チケット、1枚500円の電子チケット「エキトマチケット」をWebサイト内で購入し、スマホ上で利用できます。
宣教師たちによって紡がれた歴史や文化が残るクラシックさと、最先端のカルチャーが集まるリゾート地を巡りながら、バリエーションに富んだ「私だけの軽井沢」を探してみたいと思います。
『回遊軽井沢』で検索いただき、〈回遊軽井沢/JR東日本・西武ホールディングス〉をタップ。〈回遊軽井沢 軽井沢の旅と滞在を、もっと自由に。〉画面が展開されます。画面を下へスクロール。〈会員登録方法 01/04〉のQRコードをタップしてください。TOPページ右上の〈新規登録/ログイン〉をタップします。新規登録ページで必要事項を入力しましょう。以上で準備は完了です。素敵な1日が始まります。
*QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
軽井沢で朝食を。
朝8時。軽井沢駅北口のロータリーから出発し、「よぶのる軽井沢」を使って旧軽井沢方面に向かいます。夏の華やかさと賑わいが嘘のように静かな冬の朝。目指すは8時からモーニングを提供している「ベーカリー&レストラン沢村」の旧軽井沢店です。
それぞれの個性に合わせて、約30種の粉を使い分ける沢村のパン。4種の自家製酵母を用いて低温でじっくり発酵させることで、風味豊かなおいしいパンが焼き上がります。
朝食メニューの「厚切りトーストとソーセージ&ベーコンエッグ」は、分厚くカットされた「湯種もっちり食パン」と、ハード系のパン1種類がセットになったワンプレート。桜チップを使って燻す自家製ベーコンにツヤツヤの目玉焼き、地元野菜を取り入れたサラダや季節のスープなど、からだにやさしくパンに合うメニューが並びます。
木立の間から差し込む光とコーヒーの香り。軽井沢らしい優雅な朝食で、素敵な1日がはじまります。
ベーカリー&レストラン沢村 旧軽井沢
住所:北佐久郡軽井沢町軽井沢12-18
※「よぶのる軽井沢」のご利用(乗降場所「⑭旧軽井沢ロータリー」より徒歩1分)が便利です。
電話:0267-41-3777
営業時間:
ベーカリー 8:00-20:00
レストラン 8:00- 21:00(L.O. 20:00)
定休日:無
HP:https://www.b-sawamura.com/index.php
※2月19日から3月2日まで、店舗改装のため休業となります。春休み、GW、夏の繁忙期には営業時間が朝7:00からなど変動します。詳細はホームページ等でご確認ください。
日本初、藤田嗣治の美術館とHARIO CAFE
モーニングで満たされたら、続いてはアート鑑賞へ。
パリで最も愛された日本人画家、レオナール・フジタこと藤田嗣治の作品だけを集めた「軽井沢安東美術館」が、2022年10月にオープンしました。通りに面した一角には、耐熱ガラスメーカーHARIOの直営カフェが併設されています。
美術館の創始者・安東夫妻のコレクションは、1枚の可愛らしい猫の版画からはじまりました。これまで自邸で大切に飾ってきたという約200点の作品を収容する美術館。展示はそのうちの150点ほどで、藤田が描き続けた「少女」「猫」「聖母子」の絵画を中心に、初期の風景画や自ら装飾した家具、食器など、幅広い作品が揃います。「安東夫妻の自宅」に招かれたような、ゆったり心地よく鑑賞できる空間づくりも特徴です。
1921年創業のHARIOは、耐熱ガラスを用いたテーブルウェアを手掛ける老舗のメーカーです。国内に3店舗しかない直営カフェは、数多くあるHARIOの商品を実際に見て、触れて、味わって購入できる貴重な場。気さくなスタッフの皆さんが、使い方やオススメポイントなど、分かりやすく説明してくれます。アクセサリーは、その後の修理も店頭で受け付けてくれるので、長く過ごすパートナーとして迎え入れたい一品です。
軽井沢安東美術館
住所:北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10
電話:0267-42-1230
開館時間:
3月2日まで 10:00-16:00(入館は閉館の30分前まで)
3月3日から 10:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、2月下旬
HP:https://www.musee-ando.com/
HARIO CAFE 軽井沢安東美術館店
電話:0267-46-8066
営業時間:10:00-16:00
定休日:年末年始
HP:https://www.hario-lwf.com/shop-list/karuizawa/
ランチはハルニレの木立に囲まれたイタリアン
次の目的地「ハルニレテラス」までは、軽井沢駅から千ヶ滝温泉、星野エリアを結ぶ西武観光バスの利用がおすすめ。「回遊軽井沢」限定で、2日間乗り放題きっぷ(おとな1,000円)が用意されているので要チェックです。
自生するハルニレの林の間、清流に沿って広がるハルニレテラス。インテリアや工芸のショップ、スイーツにコーヒー、イタリアンなど、「軽井沢の日常」をコンセプトに選ばれた16のショップが揃います。今回ランチで訪れたのは、旬の野菜をたっぷり味わえるイタリアン「イル・ソーニョ」。
生パスタは、信州の地粉を石臼で挽いてつくるこだわりの品。もちもちの麺にソースが絡み、野菜のシャキシャキした食感がアクセントに加わります。そのほかランチメニューは、本格的な石窯で焼き上げるピッツァもオススメ。季節ごとに、何度でも足を運びたいレストランです。
またハルニレテラスでは、寒さを楽しむ冬のイベントが企画されています。こちらも合わせて満喫したい、冬ならではの楽しみです。
イル・ソーニョ
住所:北佐久郡軽井沢町星野ハルニレテラス
※「西武観光バス 軽井沢~千ヶ滝・星野エリア 乗り放題きっぷ」または、「よぶのる軽井沢」のご利用(乗降場所「㉕ハルニレテラス(ENEOS内バス停)」)が便利です。
電話:0267-31-0031
営業時間:11:00-22:00(L.O.21:00)
定休日:無
HP:https://www.hoshino-area.jp/archives/area/ilsogno
思い出の一品を自分の手で
軽井沢でお土産を探すなら、世界にひとつだけのオリジナルガラスはいかがでしょう。軽井沢ガラス工房は、1,200℃近いガラスを熔かして色をつけ、形をつくり、さまざまな作品をつくる工房です。体験できるプログラムは5種類。柔らかいガラスを触って仕上げる本格的な吹きガラス、職人がつくったグラスや風鈴に模様をつけるサンドブラストや彫り絵アート、カラフルなジェルキャンドルやフォトフレームが、好みに合わせて選べます。どの体験も丁寧に指導してくれるので、未経験でも気軽に参加できるのが嬉しいところ。あらかじめ、WEBや電話で予約をして足を運ぶのがオススメです。
軽井沢ガラス工房-KARUIZAWA GLASS STUDIO-
住所:北佐久郡軽井沢町長倉 664-9
※「よぶのる軽井沢」のご利用(乗降場所「㉝沢屋 軽井沢バイパス店」より徒歩10分)が便利です。
電話:0267-48-0881
営業時間:10:00-17:00
定休日:不定休
HP:https://www.karuizawaglassstudio.com/
注目のスポーツ、カーリングに初挑戦
ランチにショッピング、思い出の品をつくったら、今度はよぶのる軽井沢を使って風越公園へ移動。誰でも利用できるスポーツ施設が揃う町営の公園で、カーリングに挑戦します。
氷上のチェスと言われるカーリングは、スコットランド発祥のウィンタースポーツです。2018年の平昌オリンピック以降注目を集めており、ここ、軽井沢アイスパークにも多くの人が訪れているそう。試合ではさまざまな戦略を用いて得点を競いますが、初心者はまず、専用の靴で氷上を歩き、転ぶ練習からスタート。インストラクターの先生が丁寧に指導してくれるので、安心して取り組めます。最後はハウスと呼ばれる円の中まで約20kgのストーンを滑らせ、ミニゲームを楽しみました。
軽井沢アイスパーク
住所:北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6
※「よぶのる軽井沢」のご利用(乗降場所「㊳軽井沢アイスパーク」)が便利です。
電話:0267-48-2145
営業時間:9:00-22:00
定休日:12/31、1/1
HP:https://www.kazakoshi-park.jp/facility/ice-park/
古き良き軽井沢のアフタヌーンティ
「スポーツで疲れたからだに甘いものを」と、再び旧軽井沢へ。午後のあたたかな日差しを受けながら、「ホテル音羽ノ森」へ向かいます。創業1982年、旧三笠ホテルをモチーフにデザインされたクラシカルな空間。ここでの目当ては、季節や日によって変わるアフタヌーンティです。
地元産の卵やフルーツを使い、おいしさにこだわって作られるスイーツは、6種類から8種類ほど。マカロンやフロランタン、カヌレなどしっかり甘い焼き菓子から、ヨーグルトのムースなどあっさりした甘さのお菓子、サンドイッチなどの軽食が並びます。合わせていただくお茶は、軽井沢で育つ有機栽培のハーブティ。ホテルをイメージしたというオリジナルで、爽やかながら味わい深い、スッキリとした飲み心地でした。
ホテル音羽ノ森
住所:北佐久郡軽井沢町軽井沢1323-980
電話:0267-42-7711
営業時間:14:00-16:30
2日前までに要問い合わせ・要予約
HP:https://www.hotel-otowanomori.co.jp/
非日常なリゾート×ワーケーション
旅行の間に少しだけ仕事をしたい、緊急でWi-Fiのあるスポットに立ち寄りたい。
そんな時に利用したいのが、軽井沢・プリンスショッピングプラザ内にできたワーケーション施設「Karuizawa Prince The Workation Core」です。
軽井沢駅から徒歩4分の便利な立地。オープンスペースは、空港ラウンジのように明るくゆとりある空間です。大きな窓からショッピングプラザの広場とスキー場、そして広い空を望む開放的なロケーション。テラス席はペットと一緒の利用が可能で、挽きたてのコーヒーやジュース、軽食、スイーツなどが揃うカフェも併設されています。
またKaruizawa Prince The Workation Coreも加入する軽井沢リゾートテレワーク協会では、毎月第3金曜日にテレワークの無料体験イベント「軽井沢Workation DAY」を実施しています。まずは試しに利用してみたい、という場合は、ホームページを確認の上、足を運んでみてください。
Karuizawa Prince The Workation Core
住所:北佐久郡軽井沢町軽井沢 軽井沢・プリンスショッピングプラザ ニューウェスト73
電話:0120-234-667
営業時間:8:00-20:00(ドロップインは10:00-18:00)
定休日:無
HP:https://www.karuizawa-pwc.jp/
https://karuizawa-work.jp/(軽井沢リゾートテレワーク協会)
1日の締めくくりは、少し贅沢にワインで乾杯
アートに食、スポーツ、仕事、ショッピング。欲張りに楽しんだ1日の締めくくりは、「五感で感じる軽井沢イタリアン」をコンセプトに掲げる「プリモ・フィト」で、リフレッシュとリラックス、そしてリチャージの時間。レストランのある軽井沢旧駅舎駅は、1888年に開業した風格ある駅舎の佇まいを2000年に再築し、2017年まで「軽井沢旧駅舎記念館」として親しまれていた建物です。
重箱にリボンが掛けられて出てくる前菜は、目にも鮮やかでとっておき感のある5品目。イタリア語で「野菜」を意味する「ヴェルドゥーラ」という名のパスタは、信州味噌の風味とたっぷりの野菜がおいしい一皿です。プリモ・フィトでは、1人でも多くの方々に楽しんでいただきたい想いから、ヴィーガンメニューも選択できます。体にやさしく心に嬉しい、口いっぱいに食材のおいしさが広がる幸せなディナータイムでした。
プリモ・フィト軽井沢駅舎店
住所:長野県 北佐久郡軽井沢町軽井沢1178-1246 しなの鉄道 軽井沢駅 旧駅舎口
電話:0267-46-8440
営業時間:10:00-17:00
定休日:火曜日・水曜日
HP:https://primofito.com/
いつ足を運んでも、ゆったりと上質な時間の流れる軽井沢。なかでも冬は、自然を感じてリフレッシュしながら、趣味も仕事も充実して過ごせる環境が揃っています。2023年3月末まで、各エリアを行き来する公共交通を組み合わせ、新たな軽井沢の魅力に触れてみてはいかがでしょう。
詳しくは「回遊軽井沢」
☞公式サイト
構成:フィールドデザイン 撮影:荒井 康太(フィールドデザイン) 取材・文:間藤 まりの
<著者プロフィール>
間藤 まりの(Marino Mato)
松本市出身上田市在住、小学生2児の母。子育て情報を書いたブログをきっかけに、2016年よりフリーライターとして活動。前職、不動産会社勤務の知識を生かした住宅に関する記事をはじめ、地域、観光、人をキーワードに取材執筆をしています。誰かの思いに温度をのせ、届けるお手伝いが得意です。
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