特集『ナガノのキャンプ時間』
長野県の紅葉も終盤を迎えました。山里にはさまざまな色をまとった落葉のじゅうたんが敷かれ、時折冬の匂いがする山からの冷たい風が通り過ぎて行きます。薄暮の頃、遠くの稜線の輪郭が浮き上がり、空には星が輝き始め、やがて満天の星空が頭上を覆う夜。温かい食事が空腹を満たしてくれるのです。ぱきん、と焚き火の音が森にこだましました。空気はよりいっそう清らかさを増し、木々の香りがテントの中に漂います。そんなキャンプのベストシーズン。長野のアウトドア・カルチャーをリードする「ローカルヒーロー」たちとともに『ナガノのキャンプ時間』をご堪能ください。
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TOP PHOTO:©︎mökki STARDUST GLAMPING achi village
「人の心と社会に自然とのつながりを取り戻す」
――キャンプ場を活かしてサステナブルな未来を共創する場づくりを
Waqua合同会社(四徳温泉キャンプ場・Kuwabara Camp・陣馬形山キャンプ場運営)久保田雄大さん
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南信州・伊那谷にある長野県中川村の山深くにある四徳温泉キャンプ場。関東、東海のアウトドア好きが集い、ファンから熱い支持を得ているキャンプ場だ。また、現在、林野庁が推進する「森林サービス産業」の事業者としても注目されている。運営会社のWaqua(わくわ)合同会社では、森を舞台に15人ほどのメンバーが仕事をしている。代表者の久保田雄大さんに、取り組みや想いについて取材した。
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大自然を身近に感じながら、魅惑的なキャンプが楽しめるグランピング。趣向を凝らした客室はもちろん、優雅なひと時を演出するサービスやその土地ならではの自然との触れ合いなど、施設ごとに異なる魅力を備えています。そんな特別なアウトドア体験が満喫できるグランピング施設をご紹介します。
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プライベートサウナ付きグランピング施設「FromP(フロムピー)」は、白馬村でグランピング×サウナが楽しめるスポットの先駆けとして、2022年3月にオープンしました。運営会社の社長を務めるのは地元出身・在住の大塚栄青さん(25歳)。家業を継ぐためUターンした若き実業家の展望とは。施設の魅力とともにご紹介します。
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最小限のギアで、工夫を凝らしながら森での生活を楽しむ。そんな究極のキャンプスタイルが、“ブッシュクラフト”だ。国内でブッシュクラフトを体験できるキャンプ場はまだまだ少ないが、『ライジング・フィールド軽井沢』では、いち早く専用フィールドを展開し、新たな森の楽しみ方を提案してきた。代表の森 和成さんが語る、ブッシュクラフトの楽しさ、魅力とは――。
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長野県南部・中央アルプスと南アルプスに囲まれた伊那谷の真ん中、天竜川の東西に広がる松川町は「くだものの里」として知られています。この地で、グランピングとグルメを掛け合わせた「まちづくりプロジェクト」が進行。その取り組みと想い、そして目指す先を、南信州まつかわ観光まちづくりセンターの3人に伺いました。
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晩秋の風を感じるこの季節。夏のハイシーズンほど混雑しておらず、虫も少ない、信州でキャンプするには絶好の季節となりました。県内にはTPOに合わせ選択できるさまざまなキャンプ場が点在。思い立ったら休日に気軽にデイキャンプができるのもうれしいです。
そしてキャンプの醍醐味といえば、自然の中で味わう『キャンプ飯』。今回はキャンプ初心者さんでも簡単にできちゃう!長野県推奨の「信州『キャンプ飯』プロジェクト」から3品のレシピを再現してみました。残った料理&次の日の朝食にぴったりのアレンジレシピもご紹介いたします。
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