進化を続けるスキー場のランチ!「エディター&ライター」がリピートする「ゲレ食」5選実食です!
「ゲレ食はおいしくない。カレーでしょ?」はもう古いです!「ゲレ食」とはゲレンデで食べる食事を略した表現です。現在、多くのスキー場では「ゲレ食」に力を入れており、とても充実しています。特にスキーヤー・スノーボーダーが集まる長野県のスキー場では「食」にこだわりを持っているゲレンデが多く「ゲレ食激戦区」としても知られています。土地の特産品を使ったものやバリエーションも豊富で、食欲をそそられるメニューが増えました。そこで、プロのスキーヤーやスノーボーダー、山岳フォトグラファー、ライターなどのいわばゲレンデ情報に詳しい人たちから「口コミ」で教えてもらい、厳選した5つの「ゲレ食」を紹介します。
【ゲレ食:HakubaValleyエリア・Hakuba47 winter sports park】
本格的ピザ窯で焼く「メイド・イン・ナガノの味!」<ピザハウス ルイス>「信州みそきのこピザ」
Hakuba47には『ゲレ食バトル』で2度の優勝経験を持つ<ピザハウスルイス>があります。ローカルのスノーボーダー・スキーヤーが口を揃えてすすめる場所です。本格的なピザ窯があるのが特徴で、なんと本場イタリア・ナポリの職人さんが来日して作った本気の石釜とのこと。これはおいしい予感しかありません。
ピザは注文してからトッピングが乗り、こだわりの石窯で焼き上げられます。窯の中で熱が全体的に循環することが、クリスピータイプの生地をパリッと短時間で焼き上げられるのですね。私自身、Hakuba47をホームゲレンデにする友達から教えてもらって来店したことがあり、期待が高まります。
店長さんにお話を聞くと、1日に500枚も注文が入るそうです。ピザ生地から手作りしており、開店までに300枚の生地を準備しないと間に合わないんですって。ランチのにぎわう時間には、最大10枚のピザを同時に焼いて、なんとか回っているそうです。お話からもルイスのピザの人気ぶりが窺えます。
ゲレ食バトル3度目の優勝を狙うのは信州の旨みをギュギュッと詰め込んだ「信州みそきのこピザ」
今日いただくのは、信州の旨みがギュッと凝縮された「信州みそきのこピザ」税込1,500円です。きのこはふんだんに3種類。食感を楽しむえのきだけ、特有の香りのまいたけ、味の良いしめじをたっぷりと。アクセントに長ネギと程よい塩梅のベーコン。これらの食材をまとめるのは特製ブレンドの信州みそソースです。
一口目は甘辛いみそが口の中に広がりました。火の入った長ネギが甘みを引き立てます。そして、最後にピリッとした辛味が現れました。ソースについて尋ねてみると、青唐辛子のこしょう味噌を入れて、甘辛くブレンドしていると教えてくれました。サクサクっとした軽い歯ごたえのクリスピーピザは、重すぎずにライトな食感で次へ次へと食が進みます。
そして、ピザと言えば欲しくなるのがビールですよね。安心してください。店長がこだわってセレクトしたクラフトビールが不定期で入れ替わり並びます。地元白馬の地ビール「Hakuba Brewing Company」や初めて見るクラフトビールもショーケースに並んでいるので、新しい発見がありそうです。
〈ピザハウス ルイス〉/Hakuba47 winter sports park
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城24196-47
営業時間:10:00~14:30
☞ピザハウス ルイス
【ゲレ食:志賀高原エリア・奥志賀高原スキー場】
今シーズン“話題騒然”のグルメ!「奥志賀スーパーバーガー」<レストラン現代>
奥志賀高原ホテルのメインダイニングのレストラン「現代」で贅沢なランチを。高級感があふれており、スキー場であることを忘れます。レストランはスキーブーツ禁止。「奥志賀スーパーバーガー」はなんと信州牛100%のパティ(約100g)を3枚も使用した贅沢なハンバーガーです。スキー場のランチですが、一流ホテルのレストランのクオリティは保たれたまま、肉本来の旨みとジューシーな味わいが期待を裏切りません。ホテル特製の300gのパティに豪快にかぶりつきましょう。
奥志賀高原ホテル内 〈レストラン「現代」〉/奥志賀高原スキー場
所在地:〒381-0405 長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原
営業時間:11:00~14:30(14:00 LO)
☞レストラン「現代」
【ゲレ食:中央道・八ヶ岳エリア・シャトレーゼスキーバレー小海】
インバウンドのお客さまも“うまい”と評価「四川麻婆ラーメン」<エーデルワイス>
スキー場のゲレンデベースにある約450席の大きなメインレストラン〈エーデルワイス〉。吹き抜けの高い天井と明るい日差しが開放感のある空間を演出しています。標高1,400mに位置するスキー場であり、冷えた身体をピリ辛の四川麻婆ラーメンが温めてくれます。山椒によって生み出されるピリッとした風味が癖になった頃には、体の内側からポカポカと温もりを感じるでしょう。
〈エーデルワイス〉/シャトレーゼスキーバレー小海
所在地:〒384-1103 長野県南佐久郡小海町豊里5907
営業時間:10:30~14:30
☞エーデルワイス
【ゲレ食:HakubaValleyエリア・Hakuba47 Winter Sports Park】
“質と量”の満足度抜群「大鶏排ラーメン」<レストラン アリス>
Hakuba47のベースエリアに位置するレストランアリスに衝撃の新メニューが登場。ボリューム満点の「ダージーパイラーメン」です。ダージーパイ(大鶏排)とは鶏胸肉を広げて揚げた大きな唐揚げで、台湾の屋台の味なのです。大胆にも醤油ラーメンに載せてしまいました。ボリューム満点な仕上がりは腹ペコのスキーヤー・スノーボーダーの胃袋を満たしてくれる一品です。
〈レストラン アリス〉/Hakuba47 winter sports park
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城24196-47
営業時間:10:00~15:00
☞レストラン アリス
【ゲレ食:佐久・軽井沢エリア・軽井沢プリンスホテルスキー場】
「ゲレ食を超越!?」と驚く「信州サーモンとキノコのクリームスープパスタ」<プリモ スキー場店>
選び抜かれた食材を使い軽井沢の森の中でイタリアンを提供するプリモの軽井沢プリンスホテルスキー場店です。ゲレンデを眺めながら本格パスタを楽しめる、冬季限定のパスタ専門店から、信州の食材を使用した体温まるスープパスタが登場。「信州サーモンとキノコのクリームパスタ」は燻製した信州サーモンにキノコを贅沢に使い、ほっこりと温めるクリームスープの隠し味はなんと味噌です。旨みがたくさん染み込んだスープは最後まで飲み干して欲しい一品ですね。
〈プリモ スキー場店〉/軽井沢プリンスホテルスキー場
所在地:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 軽井沢プリンスホテルスキー場 スキーセンター2F
営業時間:8:30~17:00(16:00 LO)※変動有
☞プリモ スキー場店
あなたの投票で決まる!長野県のゲレ食No.1『ゲレ食バトル』
2013−2014年シーズンから始まった『ゲレ食バトル』はこの冬で8回目を迎えました。長野県のスキー場には魅力的なゲレ食が多数エントリーしています。誰が優勝を決めるのか?それはあなたの投票で決まります。「おいしかった」「気に入った」「応援したい」「誰かに教えたい」というあなたの気持ちをぜひ1票に託してくださいね。滑って、食べて、投票して、スキー場を応援しましょう。
☞https://www.go-nagano.net/theme/id=20679
写真:杉村 航 取材・文:松井 英子
<著者プロフィール>
松井 英子(Eiko Matsui)
ライター・動画クリエイター。大阪出身。看護師になった後、スノーボードにハマって27歳でスポンサーを獲得する。10年ほどスロープスタイル・フリーライドのプロとして活動。現在はアンバサダーとして、スノーボードの普及やスキー場を含む観光の発信をSNSで行っている。白馬村で3シーズン生活経験あり。現在は群馬在住。夏は家庭菜園と登山を楽しんでいる。
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