道の駅は国土交通省が登録した施設のことで、24時間利用できる無料駐車場とトイレ、道路や観光の情報提供、直売所、レストランなどが兼ね備えられています。
長野県にある道の駅の数は52駅で、その数は北海道、岐阜県に続き全国で3番目になっています(※)。そんな県内の道の駅をエリア別にピックアップしてご紹介。本文中に紹介しきれなかった道の駅はページ最下部に一覧でまとめましたので併せてチェックしてみてください。
※2021年6月11日公表。国土交通省HP「道の駅一覧」より
長野県のエリア別道の駅19カ所
<北信エリア>
≪道の駅 北信州やまのうち≫
長野県下高井郡山ノ内町
オリジナル商品を多く揃え、特に北信州の郷土食・根曲がり竹とサバの水煮缶のみそ汁をレトルトにした商品『サバタケ』が人気です。農産物直売所では100人ほどの会員農家から仕入れた野菜が果物が毎日並び、農産物を目当てに朝から訪れる人も多いそう。併設する食堂では山ノ内町産のそば粉を使った打ち立てのそばが味わえます。
※サバタケは数量限定品のため店頭にない場合がございます。
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☞根曲がり竹とサバ缶のみそ汁について詳しく知りたい方
初夏の味の根曲がり竹 長野県ではサバ缶と一緒にお味噌汁でいただきます
≪道の駅「花の駅 千曲川」≫
長野県飯山市
豊かな山並みや田園風景が広がる場所に建つ道の駅。農産物直売所で野菜や果物を購入し、併設するカフェ『Café里わ』で一休みするお客さまが多いそう。カフェのテラス席はペットOKのため、ペット連れの人も増えています。カフェの人気メニューは具沢山のオリジナルカレー『里わカレー』。旬の野菜がゴロゴロと入ったスパイシーなカレーです。長野県産のリンゴを使ったソフトクリームもおすすめ。
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≪道の駅 オアシスおぶせ≫
長野県上高井郡小布施町
小布施町の名産といえば栗。栗を使ったお土産品や軽食が豊富に用意されています。小布施の老舗菓子店・5店舗の栗菓子が揃っているので食べ比べもおすすめ。栗がたっぷり混ぜこまれた栗おこわや道の駅限定の栗ソフトクリーム、栗おやきも人気です。道の駅でありながら高速道路(上信越自動車道)を降りずに利用できるハイウェイオアシスでもあるため、各方面からのアクセスも抜群。
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≪道の駅 中条≫
長野県長野市
食堂で最も人気のメニューが中条地区の郷土料理『おぶっこ』。おぶっことは、信州みそをベースにした汁に平たい麺と野菜がたっぷり入った料理。食べ応えがあり体が温まる郷土食です。道の駅中条から徒歩すぐの場所にジビエ肉の加工所があり、ジビエ肉を使った食事の提供やお土産品が販売されています。夏のカブトムシ採り体験など、年に数回イベントが開催され子どもから大人まで楽しめる道の駅です。
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<東信エリア>
≪道の駅 ほっとぱ~く浅科≫
長野県佐久市
浅間山を見渡せる場所に建ち、景色を存分に楽しめるようにハンモックが設置されています。浅科地区の限られた土地のみで作られるお米『五郎兵衛米』がお土産品として人気。流通量が少なく“幻の米”とも言われているお米です。冬には、駅長自らが浅科・矢島地区の伝統食『凍み豆腐』を製造販売したり、農閑期の農家さんが道の駅で働くなど生産者や販売者の垣根をこえた道の駅を目指しています。
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≪道の駅 雷電くるみの里≫
長野県東御市
江戸時代に活躍した伝説の力士「雷電為右衛門」のふるさと、また『信濃くるみ』の名産地であることから名付けられた道の駅。信濃くるみを使ったお土産品の販売や食事を味わうことができます。食事処の人気メニューは、くるみをたっぷり使った“くるみおはぎ”や道の駅オリジナルの“くるみソフトクリーム”、くるみダレでいただく“くるみそば”。12月ごろには殻付きの信濃くるみが店頭に並びます。
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≪道の駅 美ヶ原高原≫
長野県上田市
“日本一高い場所にある道の駅”として標高約2,000mにある道の駅。軽食コーナーでもある展望テラスからは、北アルプスの山々や浅間山、善光寺平などが見渡せます。雲海や夕日など、絶景スポットとしても人気。美ヶ原高原で最大級の売り場面積を誇る売店には、3,000アイテム以上が並びます。『美ヶ原高原美術館』が併設されているのも特徴の一つ。約4万坪の屋外展示場に現代彫刻が常設展示されています。
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※道の駅美ヶ原高原は、例年11月上旬~4月下旬頃まで冬季休業になります。詳細は施設にお問い合わせください。
<日本アルプスエリア>
≪道の駅 小谷≫
長野県北安曇郡小谷村
天然温泉『深山(みやま)の湯』が併設し、温泉を目当てに訪れる人も多い人気の道の駅です。内風呂には温度の異なる“熱湯”と“ぬる湯”があり、小さな子ども連れにもおすすめ。レストランでは、小谷村産コシヒカリを昔ながらのかまどを使い直火で炊き上げた、かまど飯が名物。食事をすると入浴料が半額になるサービスもあります。お土産は、小谷村産のサルナシや山ブドウを使ったようかんやゼリーが人気です。
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≪道の駅 安曇野松川≫
長野県北安曇郡松川村
道の駅のレストランでは、長野県のブランド豚『信州吟醸豚』を使った豚丼『旨とろ丼』が人気。平日限定20食週替わりランチも提供されており、ランチ目当てに観光客だけでなく、地元の人も訪れます。直売所では産地でもある松川村産のお米や果物、野菜などが常時並ぶほか、地元産の米を使った日本酒もお土産品として人気です。道の駅近くに『安曇野ちひろ美術館』があることからいわさきちひろグッズも手に入ります。
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≪道の駅 ぽかぽかランド美麻≫
長野県大町市
長野県内では珍しい宿泊施設が併設された道の駅です。長野市を含めた北信方面や大町市、白馬村へのアクセスも良く観光拠点としておすすめ。もちろん温泉付きで、宿泊者だけでなく日帰り入浴も可能。広い大浴場と開放感のある露天風呂で旅の疲れをしっかり癒やせます。その他、信州そばや白馬村産のSPF豚を使った料理を味わえるレストランや県内のお土産品を購入できる売店が完備されています。
☞道の駅ぽかぽかランド美麻の詳細はコチラ
≪道の駅 木曽ならかわ≫
長野県塩尻市
木曽漆器などの伝統工芸品のほか、地酒やワインなど各種特産品が販売されています。道の駅のメイン施設『木曽くらしの工芸館』2階には、伝統工芸品の展示や作り手の紹介などがされています。予約制ですが、漆器づくり体験も可能。急須敷(コースター)やスプーンなら60分程度で体験できます。木曽漆器のブローチ絵付け体験も可能で特に女性に人気です。
☞道の駅木曽ならかわの詳細はコチラ
※『木曽くらしの工芸館』は2021年12月から2022年3月まで、施設改修工事のため臨時休館します。
<木曽エリア>
≪道の駅 木曽川源流の里きそむら≫
長野県木曽郡木祖村
高原野菜や蕎麦のほか、山菜やキノコなど季節によってさまざまな食材が店頭を彩ります。伝統工芸品「お六櫛(くし)」をはじめとする木工品や地酒などのお土産品も人気。お六櫛は、10センチ程度の幅に100本もの歯が挽かれた小さなくし。全て手挽きで作られます。隣接する木祖村農産物加工センターではおやきや乾燥野菜、きのこ関連商品など数多くのオリジナル商品を加工販売しています。
☞道の駅木曽川源流の里きそむらの詳細はコチラ
≪道の駅 日義木曽駒高原≫
長野県木曽郡木曽町
木曽エリアで一番最初に出来た道の駅で、中央アルプス最高峰・木曽駒ケ岳がよく見えるロケーションも人気。お土産処の『ささりんどう館』には、木曽の名産品がずらりと並びます。特に木曽地方の伝統的な発酵食品・すんき漬け(冬季限定)が人気。その他、初夏には伝統菓子の朴葉巻き、秋には松茸など四季折々の特産品が揃っています。木曽漆器や曲げ物などの伝統工芸品も手に入ります。
☞道の駅日義木曽駒高原の詳細はコチラ
≪道の駅 大桑≫
長野県木曽郡大桑村
木曽エリアの道の駅で唯一、焼き立てパンのお店がある道の駅。メロンパンや“アップルパイ・ロング”が人気。木曽地方から岐阜県の裏木曽一帯に生息する天然ヒノキ『木曽ヒノキ』を使ったまな板や寿司おけなどの木曽木工品がお土産として販売されています。手軽に利用できる軽食コーナーから本格派レストランまで揃っており、豚丼やラーメンが人気。そのほか、信州サーモンや取り扱いの少ない木曽牛も味わえます。
☞道の駅大桑の詳細はコチラ
<諏訪エリア>
≪道の駅 信州蔦木宿≫
長野県諏訪郡富士見町
天然温泉『つたの湯』が併設し、露天風呂やジャグジーなど数種類のお風呂を楽しめます。富士見町は、ルバーブの生産が盛んです。ルバーブは鮮やかな赤色をした酸味のある野菜。農産物直売所には特産のルバーブのほかさまざまな朝採れ野菜が並びます。ルバーブを使ったジャムもお土産品として人気。食事処『てのひら館』では八ケ岳山麓のそばを石臼挽きにした本格手打ちそばが味わえます。
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≪道の駅 ビーナスライン蓼科湖≫
長野県茅野市
県内では一番新しく、2021年7月にオープン。蓼科湖の周辺施設が一体となって運営しています。道の駅単体で楽しむより、蓼科湖を眺めたり散策したり道の駅の周辺を統合的に楽しむのがおすすめ。名物はソフトクリーム。お店は昭和時代に著名な文人墨客に愛された喫茶店『蓼科アイス』をモチーフにされています。他にもキッチンカーや産直野菜のコーナーが用意される開放的な道の駅です。
☞道の駅ビーナスライン蓼科湖の詳細はコチラ
<伊那路エリア>
≪道の駅 大芝高原≫
長野県上伊那郡南箕輪村
直売所やレストラン、カフェのほか、日帰り入浴施設や大型運動施設、ホテル、キャンプ場などが一体となった珍しい道の駅です。道の駅の中核施設となる直売所『味工房』では地元産の農産物や手作りみそ、おやきなどのご当地グルメを購入できるほか、“よもぎロール”などのパンも人気。カフェでは、地元産のフルーツを使った手作りジェラートや上伊那産そば粉のガレットが味わえます。
☞道の駅大芝高原の詳細はコチラ
≪道の駅 南アルプスむら長谷≫
長野県伊那市
焼き立てパンが有名で、その中でも特にクロワッサンは予約必須といわれるほど人気です。そのほか、有機野菜やソフトクリームなどの販売もあり、観光客から地元住民まで多くの人が訪れます。食事処では土日限定で“学校給食甲子園定食”が味わえます。地元の長谷中学校が全国学校給食甲子園決勝大会に出場し、審査員特別賞を受賞したメニューです。
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≪道の駅 歌舞伎の里大鹿≫
長野県下伊那郡大鹿村
売店では特に、温泉水から作られる“山の塩”を使った『塩もなか』が人気。夏には村特産のブルーベリーを買い求めに多くの人が訪れます。レストランでは、大鹿村で採れたジビエ肉・鹿肉を使ったカレーやステーキが味わえ、レトルトの鹿カレーもお土産品として販売されています。山深いエリアに建っている道の駅なので「コンビニのように何でも揃う」と地元住民にも愛されている道の駅。
☞道の駅歌舞伎の里大鹿の詳細はコチラ
まとめ
今回は、長野県内のおすすめ道の駅をエリア毎にピックアップしてご紹介しました。長野県へドライブにお越しの際は、是非道の駅にも立ち寄ってみてください。
今回ピックアップした道の駅の他にも、長野県内には個性豊かな道の駅がたくさんあります。長野県内の道の駅については下記サイトも参考にしてみてください。
☞道の駅公式ホームページ
文:編集部(みやざわ ちえ)
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