長野の名物15選!長野県のご当地グルメを紹介
自然豊かな長野県は美味しい名物もたくさんあります。観光名所めぐりはもちろんですが長野県だからこそ味わえる名物グルメも楽しみたいですね。南北に広い県内は地域によって独自の食文化も根付き絶品ご当地グルメが豊富。今回はGoNAGANO編集部が、長野県に訪れたら必ず食べてほしい名物をピックアップしてご紹介します。
長野県全域で楽しめる名物料理
まずは、長野県全域で味わえる名物をご紹介します。
長野県の風土に合った名物
信州そば
そば作りに適した冷涼な気候によりそばの生産量が多い長野県。昼夜の寒暖差も大きく、そばのでんぷんがしっかり熟成されるため美味しいそば粉が出来上がります。さらに、水も美味しいそばの条件。茹で上がったそばはキンと冷えたたっぷりの水で締められます。
所説あるものの、長野県が「そば切り」(細く切られた現在のそば)発祥の地とも言われています。信州そばは、長野県の美しい風土と伝統あってこその名物だと言えます。とりわけ「戸隠そば」は、岩手県のわんこそば、島根県の出雲そばと並んで“日本三大そば”に数えられています。
信州そばについて詳しく知りたい方はコチラ
具材も作り方も多種多様
おやき
おやきは、小麦や雑穀、そば、米などの粉を練った生地に野菜などの具材を包んで焼いた食べ物で長野を代表するソウルフードです。歴史も古く縄文時代にはおやきの原型と思われる加工食品が作られていたとか。
生地に包まれている具材は、野沢菜やナス、切り干し大根などの野菜から、あんこやクリームチーズなどスイーツ系まで多種多様です。生地の焼き方も「焼き」「蒸し」「揚げ焼き」など様々な作り方があり、食べ比べてお気に入りの味を探すのもおすすめ。お土産にも喜ばれています。
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厳しい基準をクリアした
信州プレミアム牛肉
長野県内の精肉店やスーパーなどでよく見かける「信州プレミアム牛肉」。ブランド牛1種を指すものではなく、長野県の独自基準を満たした牛肉をいいます。要件は複数ありますが、長野県が認定する「信州あんしん農産物」生産認定農場で育った牛が基本。県が定期的に衛生管理状況や細菌検査を行うなど安全・安心への仕組みが整えられています。
さらに、“おいしさの基準”としてオレイン酸の含有率や脂肪交雑などの一定基準が定められ、肉質がやわらかく、脂肪の口どけが滑らかなのが特徴です。通販サイトなどでも販売されているため、贈り物にもおすすめです。
信州プレミアム牛肉について詳しく知りたい方はコチラ
海なし県が生んだブランド魚
信州サーモン
長野県水産試験場が10年もの歳月をかけて開発したブランド魚で、ニジマスとブラウントラウトを交配して生まれました。サーモンのように紅色できめの細かい肉厚の身ととろけるような舌ざわりが特徴です。
魚特有の生臭さが少ないため、魚嫌いな人にも受け入れられているようです。刺身やカルパッチョなど和洋中さまざまな料理で美味しく味わえ、最近では様々な飲食店で提供されています。
レトロなパッケージとたっぷりのクリームが特徴
牛乳パン
レトロなパッケージに包まれた「牛乳パン」。ボリューム満点でフワフワのパン生地にミルククリームがたっぷりとサンドされているのが特徴です。長野県の各地に牛乳パンを売りにしているパン屋があり、店によってパッケージのデザインもサンドされているクリームの味付けも異なり、食べ比べも楽しめます。見た目も可愛いのでお土産にもおすすめです。
長野県の豊かな自然から生まれる
農産物やお酒
長野県はフルーツ王国といっても過言ではないほど、四季を通してさまざまなフルーツが実ります。特にリンゴやブドウ、モモ、ナシなどは全国屈指の生産量を誇ります。生産規模は小さくなりますが、プルーンやクルミ、カリンなども特産品です。お土産品として果物を使ったお菓子なども多数販売されています。
果物のほか、米や野菜などの栽培も盛んで、県内の飲食店では県内産の農産物を使った料理を手軽に味わうことができます。高級食材の一つ、松茸も名産。秋になると営業する、松茸料理を専門で提供する「松茸小屋」も人気です。
さらに、3000m級の山々が多い信州では清らかで澄んだ水も豊富にあることから、ワインや地ビール、地酒など美味しいお酒も味わうことができ、お土産としても人気です。
長野県の果物について詳しく知りたい方はコチラ
長野県の日本酒について詳しく知りたい方はコチラ
エリア別ご当地グルメ
続いて、県内のご当地グルメをエリア別で紹介します。
<北信エリア>
野沢菜漬け
長野県にはさまざまな漬物がありますが、野沢菜漬けは県内でよく食べられている漬物の一つ。野沢温泉村が発祥で浅漬けや古漬けなどにして食べられています。野沢菜は、より寒く水温が低くなるほどやわらかで美味しくなると言われ、県民にとっては“おふくろの味“の代表格。売店などでもよく販売されており、スキーや温泉に訪れた観光客のお土産としても人気です。
ジンギスカン
長野市信州新町には羊肉を独特の漬け方で食す文化があり、信州新町地区内を通る国道19号線沿いにはジンギスカンが食べられるお店がいくつもあります。「ジンギスカン街道」とも呼ばれていて、ジンギスカンが食べられるお店には赤いのぼりが立っています。中には地元で育てたサフォーク種(ヒツジの一種)を味わえるお店も。お土産品として店頭や道の駅でも手に入ります。
おしぼりうどん
おしぼりうどんとは、坂城町や千曲市などで食べられている名物料理です。辛みの強い「ねずみ大根」をおろしたつけ汁にみそを溶かしながらいただきます。ねずみ大根は坂城町で採れる小ぶりの大根ですが、辛みは普通の大根の2倍以上とも言われています。辛味だけではなくビタミンCや糖度も多く含まれ、体に優しいうどんです。
<中信エリア>
山賊焼き
鶏肉をニンニクが効いた醤油タレに漬け込み、片栗粉をつけてカラリと揚げたもの。松本市や塩尻市の名物料理です。モモ肉を1枚丸ごと漬けて揚げる豪快な料理で外はカリカリ、中はジューシー。ご飯のお供はもちろんですが、お酒のおつまみとしてもおすすめのB級グルメです。
美味(おい)だれ焼き鳥
長野県上田市のご当地グルメで50年以上の歴史がある「美味だれ焼き鳥」。すりおろしたニンニクが入った醤油ベースのタレを焼き鳥にかけていただきます。タレの仕込みや材料はお店によってさまざま。市内に数十店舗もあるため食べ比べてみるのもおすすめです。上田市内の焼き鳥店で考案され、市内の家庭や店舗に広まっていったといわれています。
<南信エリア>
駒ヶ根ソースかつ丼
名前の通り駒ヶ根市の名物で、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に甘辛味の秘伝のソースにくぐらせたカツを乗せた丼です。駒ヶ根市ではかつ丼というと卵でとじたものではなく、このソースかつ丼のことを指します。上に乗せるカツは豚肉のロースを基本として120グラム以上にするなどルールが決められているボリューム満点のB級グルメです。
五平餅
木曽・伊那地方に伝わる郷土料理で、うるち米を炊いてつぶしたものを串にくっつけタレにつけて焼いたものです。腹持ちが良く、おやつにもぴったり。地域によって団子型やわらじ型など形が異なり、タレもみそベースやくるみ、醤油などさまざまです。片手で食べられるので食べ歩きにもおすすめしたい名物です。
市田柿
長野県の干し柿の出荷量は全国トップクラスですが、そのほとんどが飯田・下伊那地域で栽培・加工されている市田柿です。透明感のあるきれいなあめ色をしており、上品な甘さと独特のもっちりとした食感が特徴。お茶請けとしていただくのにちょうどいい大きさでお土産や贈答品としても人気です。
市田柿について詳しく知りたい方はコチラ
以上、長野県の名物をご紹介しました。長野県にはたくさんの名物料理があることをお分かりいただけたのではないでしょうか。それでは最後に、ここまでのまとめに移ります。
まとめ
今回は長野県に訪れた際に是非味わってほしい名物を紹介しました。長野県に初めて訪れるならまずは県内全域で楽しめる名物グルメを味わうのがおすすめ。エリアが決まっている場合はその地域独自の郷土料理を楽しむのも良いでしょう。お土産品として販売されているものもたくさんあります。長野県ならではの名物を思う存分味わってくださいね。
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