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特集『ナガノ自転車日和。』❸ロングライドの疲れもふっとぶ! サイクリスト推し“クール!?ダウン温泉”3選!

左右に広がる山並み、澄んだ空気のおいしさ、鳥や虫の音。長野県の細やかな魅力を五感で感じることができるのがサイクルツーリズムの魅力。
「サイクリストの楽しみは、やはりその土地のおいしい“グルメ”です。そこを目的としてルートを考える人が多いですね。そして、長野県といえば“温泉”もはずせません。走った後の最終目的地に設定すれば、汗や疲れを流し、すっきり帰ることができますよ」(小口良平さん)
自転車の魅力を発信する小口良平さん、鈴木雷太さんのお二人に、数ある長野県の日帰り温泉の中で、自転車旅の最終目的地として、また途中の立ち寄りポイントとしても最適な“個人的におすすめのクール!?ダウン温泉”をお聞きしました!

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TOP PHOTO:©︎乗鞍高原 湯けむり館

No.1_硫黄の香りと乳白色の湯が最高です!〈乗鞍高原 湯けむり館〉

【コメント】
「とにかくお湯が良く、“ザ・温泉”という雰囲気もたまらなく好きな温泉です。毎年夏には『乗鞍ヒルクライム』という、国内で一番標高が高い自転車レースの開催地になっているので、サイクリストの聖地であるんですよね。大会のスタート地点である「乗鞍観光協会」ではE-バイクがレンタルできるので、E-バイクでゴールの畳平を目指してもらえば『乗鞍ヒルクライム』のコースを体感できますよ。片道約20km、景色を楽しみながら下った後に、湯けむり館でひとっ風呂。これが最高です♪」(鈴木雷太さん)


【サイクルデータ】
●ルート距離:約20.5km(乗鞍観光協会→畳平)
●目安時間:約2時間30分


【施設紹介】
乗鞍岳の麓にある日帰り温泉施設。武田信玄によって開拓された大樋銀山から自然湧出したといわれている乳白色の湯で、露天風呂をはじめ、内湯からも乗鞍岳を眺めながらゆっくり湯につかり、心身を癒やすことができる。窯焼きピザ、手打ちパスタが評判のレストラン、休憩室、お土産コーナーなども充実しており、名物の「こけももソフトクリーム」(400円)も湯上がりに最適だ。

春夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々に変わる自然の美しさを感じることができる露天風呂 ©乗鞍高原 湯けむり館
毎年8月に開催される「乗鞍ヒルクライム」(2023年は8/26、27)までは混雑するので、それ以降がおすすめ ©乗鞍高原 湯けむり館

【インフォメーション】
〈乗鞍高原 湯けむり館〉
住所:長野県松本市安曇鈴蘭4306-4(Googleマップ
TEL:0263-93-2589
営業:10:00~20:30(最終入館20:00)、火曜休館
https://norikura.co.jp/yukemuri/

No.2_知る人ぞ知る、上諏訪の秘湯です!〈上諏訪温泉 大和温泉〉

【コメント】
「県内屈指の温泉地・諏訪エリアには、ローマ風呂が特徴の『ロマネット』や浴槽の底に玉砂利が敷き詰められている『片倉館』など、大好きな温泉がたくさんあります。中でも個人的に一番をあげるなら『大和温泉』。車では行きづらい場所にあるので、自転車旅に最適な日帰り温泉施設だと言えます。オーナーさんも自転車好きなので、サイクリストを温かく迎えてくれますよ。『JR上諏訪駅』で自転車をレンタルして向かえば5分くらい。『長野県一周サイクリングJapan Alps Cycling Road』の『JR上諏訪駅⇔JR上田駅』のルートから少しだけ寄り道してみるルートもおすすめです」(小口良平さん)


【サイクルデータ】
●ルート距離:約1.2km(JR上諏訪駅→大和温泉)
●目安時間:約5分


【施設紹介】
小口さんが案内を務める「諏訪人探索ツアー」の立ち寄りポイントにもなっている上諏訪にある日帰り温泉施設。創業約100年、地元の人に長く愛されてきた隠れた名湯だ。湧出する湯の温度は66度ほど。毎夜浴槽の湯を入れ替え、朝まで冷やして使用する。泉質は弱アルカリ性の単純硫黄泉で美肌に良いとされるメタケイ酸が豊富に含まれている。

季節や天候によって湯の温度は変わる。万人受けではないが、温泉ツウが「最後に行きつくところは大和温泉」というほど、マニア受けは高い ©上諏訪温泉 大和温泉
シャワー、扇風機、クーラーなどはない、大正時代の趣がそのまま残るレトロ空間 ©上諏訪温泉 大和温泉

【インフォメーション】
〈上諏訪温泉 大和温泉〉
住所:長野県諏訪市小和田17-5(Googleマップ
TEL:0266-52-3659
営業:7:00~22:00、水曜休館

No.3_野沢温泉の外湯は全部おすすめです!〈野沢温泉 大湯〉

【コメント】
「野沢温泉は外湯めぐりができるのでサイクリストにも人気が高い温泉地です。『長野県一周サイクリングJapan Alps Cycling Road』の『JR長野駅⇔JR飯山駅』のルート沿い。JR飯山駅でスポーツタイプのE-バイクをレンタルして野沢温泉へ。千曲川を渡るまでは平坦な道なので景色を楽しみながらのんびりサイクリングを楽しめます。途中少し坂道もありますがE-バイクなら安心。飯山駅で借りE-バイクは野沢温泉観光協会での返却もOKですよ。自転車だとこまめに回れるので、外湯めぐりを満喫してください」(鈴木雷太さん)


【サイクルデータ】
●ルート距離:約17km(JR飯山駅→野沢温泉観光協会)
●目安時間:約1時間

【施設紹介】
13カ所の外湯が堪能できる野沢温泉。中でも温泉街の中心に位置する「大湯」は、江戸時代の湯屋建築を再現したシンボル的な存在だ。源泉100%かけ流し、湯船はあつ湯とぬる湯、二つある。泉質は単純硫黄泉で、胃腸機能の低下、リウマチ、神経痛、糖尿病、皮膚炎に効果があるといわれている。

地域住民が管理、維持。賽銭箱に“お気持ち”をおさめ、マナーを守って利用を ©野沢温泉観光協会

【インフォメーション】
〈野沢温泉 大湯〉
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8765(Googleマップ
問い合わせ先:0269-85-3155(野沢温泉観光協会)
営業:夏季5:00~23:00、冬季6:00~23:00、無休
https://nozawakanko.jp/about/hot_spring/sotoyu/


制作:フィールドデザイン

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