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この夏チャレンジ!初心者やお子さまも楽しめる長野県のラフティングスポット4選

ゴムボートに乗り川を下る「ラフティング」。水しぶきを上げながら急流をゆく爽快さが魅力である半面、“怖い”イメージが先行する方も多いのでは。水資源の豊富な長野県では、比較的穏やかな流れをゆったり進むコースやツアーもあるので、初心者やお子さまもチャレンジしやすいはず。本記事では、ラフティングの幅広い魅力が楽しめる長野県内の4スポットをピックアップしました。

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TOP PHOTO:©︎Jun Yamagishi

雄大な大町・白馬エリアで楽しむ犀川&姫川ラフティング『白馬ライオンアドベンチャー』(白馬村)

北アルプスの麓に位置する白馬村を拠点に、年間を通じて楽しめる熱気球体験など、さまざまなアクティビティを展開する『白馬ライオンアドベンチャー』。ラフティングツアーは犀川・姫川コースの2種類を用意しています。2023年度のツアーは4月29日開幕。予約受付け開始は4月1日から。

犀川は日本一長い信濃川水系の一級河川。水源は北アルプスの槍ヶ岳です。「犀川ラフティング」では、広い水面から豊富な水と戯れることができます。所要時間は着替えや講習を含め2時間30分、水上滞在時間はおよそ1時間。川の流れに身を任せつつ、パドルをこいで進みます。大きな波を感じ水しぶきを浴びてラフティングの醍醐味を感じる場面もあれば、流れの穏やかなところもあり。ボートから飛び込んだり、泳いだりして川遊びも存分に楽しめます。ツアー参加は小学生以上が対象ですが、ボートを貸し切れば4歳から同乗可能です。

姫川の源流は白馬村内にあり、日本名水百選に選ばれるほどきれいな湧水。「姫川ラフティング」では、水の美しさもさることながら、白馬三山をはじめとする北アルプスの絶景も堪能できます。浅瀬では足がつくほどの水量で泳ぐことはできませんが、しっかりとした流れの中、岩を縫うようにして進んだり、乗り越えたりとアトラクション感満載。ツアーの後は、姫川の源流地「姫川源流自然探勝園」に立ち寄ってみてはいかがでしょう。福寿草やバイカモの群生、遊歩道からは岩魚の姿が見られます

左:雪解けとともにラフティングシーズン開幕。白馬村の春を感じながら、残雪の北アルプスに向かって姫川ラフティング ©白馬ライオンアドベンチャー
右:水しぶきを浴びて子どもたちも大興奮の犀川ラフティング ©白馬ライオンアドベンチャー

【犀川ラフティング】
2023年4月29日~5月7日、6月18日~10月30日。午前・午後の2部制。ツアーは小学生以上、貸切ボートは4歳以上対象。
レギュラーシーズン:中学生以上8,300円、小学生6,300円、貸切(2~7名)42,000円。ハイシーズン(8月10~20日の全日、7月15日~8月27日の土日祝日):中学生以上9,100円、小学生7,100円、貸切(2~7名)42,000円。バリューシーズン(6月19日~7月14日、9月19日~10月30日):中学生以上7,500円、小学生5,500円、貸切(2~7名)35,000円。

【姫川ラフティング】
2023年4月29日~5月7日、6月18日~10月29日(8月1~20日は除く)。午前・午後の2部制。ツアーは小学生以上、貸切ボートは5歳以上対象。
レギュラーシーズン:中学生以上8,300円、小学生6,300円、貸切(2~6名)42,000円。ハイシーズン(7月15~17、22、23、29、30日)中学生以上9,100円、小学生7,100円、貸切(2~6名)46,000円。バリューシーズン(6月19日~7月14日、9月19日~10月29日):中学生以上7,500円、小学生5,500円 ※貸切ボートは小学生以下のお子さまがいるファミリー限定プラン

いずれも公式サイトから要予約 ※2023シーズンの予約受付け開始は4月1日から。
ツアー参加料金はウェットスーツ・パドル・ライフジャケット・ヘルメットのレンタル代込。別途施設使用料1名500円が必要。
TEL.0261-72-5061。

公式サイト

安曇野の清流をのんびりツアー。好奇心くすぐるプログラムはお子さまにも大人気『あめんぼう』(安曇野市)

湧水の郷・安曇野市。北アルプスの雪解け水が伏流水として、至る所から湧き出ています。豊かで清らかな水を利用したわさび栽培が盛んで「大王わさび農場」は観光名所としても有名。その脇を流れる万水川(よろずいがわ)は透明度が高く穏やかな流れ。ここをスタート地にラフティングツアーを展開するのが『あめんぼう』です。

ツアーは、安全講習などを含めおよそ2時間30分。万水川上流を出発し犀川との合流地点を目指します。安曇野の美しい水辺の景色を眺めつつ、大王わさび農場の水車小屋に立ち寄ったら水中眼鏡を使って観察。途中、中州で水遊びをしたり、水生物を探したり。時にはスイカ割りや漂流体験をして遊ぶこともあります。激しいところがなく、学びあり楽しみありなツアー内容なので、お子さま連れのファミリーに人気です。

ツアーの参加条件は「どなたでも」。年齢制限は設けてなく、これまで1歳から86歳までが参加したとのこと。ユニバーサル対応なので、障がいのある方は一度相談を。愛犬との同乗もOKです。ツアーは4月28日開始。ご予約はお電話にて。

大王わさび農場の水車小屋前にてパチリ。乗り始めは緊張気味だった子どもたちもこの笑顔 ©あめんぼう

【安曇野清流川下り】
2023年4月28日~10月11日。午前・午後の2部制。お電話にて要予約(前日まで)。年齢制限なし。
高校生以上8,000円、中学生以下4,000円、大型犬3,000円、中・小型犬2,000円(ガイド料・ヘルメット・ライフジャケット・パドリングジャケット・パドルのレンタル代、傷害保険料、記念写真データ代込)。
TEL.090-4602-8702。

公式サイト

スリル満点!13㎞の急流に挑戦する天竜川ラフティング『ランナバウト』(飯田市)

諏訪湖を源流とする天竜川。中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷を流れ、その急流さから「暴れ天竜」とも呼ばれます。『ランナバウト』が主催するラフティングツアーは、13㎞のロングコース。ツアー参加人数に限らず、ガイド2名・ボート2艇体制でサポートします。

所要時間は約3時間、水上滞在時間は2時間で温泉入浴券付き。“天竜下ればしぶきに濡れる”。スピード感のあるラフティングが楽しめます。ダイナミックな波に突っ込み、ボートが上下に揺れる天然アトラクションは爽快で、波を乗り切ったらパドルでハイタッチ。自然と笑顔がこぼれます。流れの緩やかなポイントでは、ガイドさんの判断で川遊びも楽しめます。ボート同士で水を掛け合ったり、川面にぷかぷか浮いたり、ボートからジャンプしたり。

急流に挑戦しつつ、ゆっくり遊ぶ時間も楽しめる盛りだくさんの内容で、ツアーはあっという間。コース後半は、開放的な景色から一変、神秘の渓谷・鷲流峡(がりゅうきょう)へ向かいます。天竜舟下りでも通る観光名所は一見の価値あり。ロングコース後半部分にあたるハーフコースも用意しています。2023シーズンは4月22日よりツアースタート。公式サイトにて予約受付け中。

豪快な波の中を進む天竜川ラフティングツアー ©ランナバウト

【飯田ロングコース】
2023年4月22日~11月12日。
中学生以上9,900円、5歳以上7,700円(温泉入浴料・ヘルメット・ライフジャケット・ガイド料・保険料込)。

【飯田ハーフコース】
2023年4月22日~11月12日 ※8月6~17日除く。
中学生以上7,150円、5歳以上5,500円(ヘルメット・ライフジャケット・ガイド料・保険料込)。

いずれも午前・午後の2部制。公式サイトより要予約。5歳以上が対象。
TEL.0265-28-5901。

公式サイト

家族みんなで力を合わせ、水上の冒険へ。温泉付きの千曲川ラフティング『Active4』(飯山市)

日本一長い信濃川は長野県内に入ると名称が変わり千曲川と呼ばれます。その千曲川でラフティングツアーを開催しているのが『Active4』。ツアーは飯山市の湯滝温泉をベースとし、参加費には入浴料も含まれています。着替えなどの準備も万端に。川遊びの後にひと風呂浴びられるのは嬉しいですね。

10人乗りボートで約5㎞の川下り。所要時間はおよそ2時間。安全講習の後、参加者で息を合わせパドルを使ってこぎ出します。ダイナミックな波に乗ったり、ほとんど流れのないところでは川へジャンプしたり。みんなで力を合わせてパドルをこいで方向転換したりと、チーム力も大切です。ボートの上に立つシーソーゲームでは思わずを声を上げ、水に浸かれば大笑い。3歳から参加できるのでお子さまと一緒に大自然を体感する、夏の思い出づくりにぴったりのツアーです。

緑に囲まれたのどかな“日本の原風景”が続くコースは、心身ともに癒されます。泳げなくても、体力に自信がなくても大丈夫。ガイドさんが参加者の体力に合わせてコースや内容を調整。写真もたくさん撮影してくれますよ。2023年度のツアーは7月1日より。お電話でご予約を。

広い川面で気分も開放的になる千曲川ラフティング ©Active4

【千曲川ラフティング】
2023年7月1日~9月30日(火曜定休)。午前・午後の2部制。お電話にて要予約(前日17時まで)。3歳以上対象。
小学生以上6,500円、3歳以上3,500円(湯滝温泉入浴料・ヘルメット・ライフジャケット・ガイド料込) ※別途傷害保険加入料300円が必要。
TEL.090-2551-0107。

公式サイト


撮影:山岸 惇(トップ写真)、取材・文:松尾 奈々子

<著者プロフィール>
松尾 奈々子(Nanako Matsuo)
1993年生まれ。長野市出身・在住。
元記者、現観光地広報担当。果物店の娘。大好物はイチゴ。顔は大福に似ているといわれる。人の話を聞くことが好き。

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