【長野】志賀高原のスキー場を徹底解説! ゲレンデの特徴・温泉・グルメ情報まとめ
日本最大級のゲレンデが広がる長野県北部の「志賀高原」。エリア内には大小18ものスキー場が集まり、高い標高と広大な敷地の中で極上のパウダースノーを味わうことができます。志賀高原の様々なスキー場を“はしご“しながらスキーやスノーボードを楽しむのがおすすめ。そんな志賀高原のスキー場の特徴や魅力、温泉・グルメ情報などを紹介します。
日本屈指のスノーリゾート「志賀高原」
志賀高原は長野県北東部の山ノ内町に属し、ユネスコエコパークに認定された大自然の中に広大なゲレンデが広がっています。標高1330m~2307mのエリア内に大小18ものスキー場が集合する日本最大級のスノーリゾート地です。
志賀高原全18スキー場の“はしご”が可能
志賀高原に行けば、18ものスキー場を“はしご”することが可能。リフトやゴンドラ、無料シャトルバスでスキー場間を旅するように自由に行き来できます。そのため全18スキー場で滑走できる便利な共通リフト券が用意されています。もちろん志賀高原各エリア(スキー場)限定のリフト券もありますが、思いきりスキー・スノーボードを楽しみたい方は共通リフト券がおすすめ。ナイター営業するスキー場も多いため、朝から晩まで満喫できます。
ゲレンデ毎に特徴が異なるので滑りながら自分好みのスキー場を見つけるのも志賀高原での楽しみ方の一つ。一日では周りつくせないため、長期滞在してスキーやスノーボードを満喫する人が多くいます。
また、12月から4月までの第3日曜日は「スキーこどもの日」とされており、小学生以下はリフト代(1日券)が無料になります。
志賀高原全18スキー場リフト券
一日券:7500円(大人)
志賀高原についての詳細はコチラからご確認ください。
蓮池近くの志賀高原・山の駅を拠点にするのがおすすめ
志賀高原へのアクセスは蓮池近くにある「志賀高原 山の駅」(志賀高原リゾートセンター)を目指すと便利です。2020年12月に蓮池とジャイアントスキー場を結ぶ「志賀高原リゾートゴンドラ」が新設され、各スキー場へのアクセスと利便性が格段に向上しました。山の駅はリフトチケット券売機やレンタルショップ、ロッカールームが拡充され、売店や飲食店も整っています。約500台の無料駐車場やバス停留所も完備されています。
手ぶらでスキー場へ直行も
長野駅からは急行バスが運行され、新幹線や高速バスで長野駅に着いたら志賀高原へ直行できます。レンタルショップや売店が充実しているので、スキーやスノーボードの装備を一切持っていなくても問題ありません。スキー場間を結ぶ無料シャトルバスが運行しているので、各スキー場へも簡単にアクセスできます。
マイカーでも「山道の運転に自信がない」という方はバス停「スノーモンキーパーク」(志賀高原ロマン美術館前)からバス「志賀高原パウダーエクスプレス」を利用するのもおすすめです。バス乗り場に無料駐車場が隣接しています。
志賀高原には各地にライブカメラが設置され、インターネット上で配信されています。道路状況やゲレンデの状況を確認して出発しても良さそうです。
各エリアのスキー場を紹介
志賀高原のスキー場は大きく5つのエリアに分けられます。エリア毎に各スキー場の特徴を紹介します。
13のスキー場が集合
中央エリア
志賀高原のほぼ中央に位置し、13のスキー場からなる広大なエリアです。広さは東京ドーム約90個分。全域が標高1300m以上に位置し、雪質も安定しています。これだけのスキー場が集まっているため、コースもバリエーション豊かでファミリーから上級者まで楽しめます。
13のゲレンデは全てつながっており、ツアー感覚で巡りながらスキー・スノーボードを楽しめます。特に中央エリアで最も標高の高い「寺小屋スキー場」から「発哺ブナ平スキー場」まで約6kmのロングラン滑走が人気。「丸池スキー場」には、子どもはもちろん大人も楽しめるスノーランドがあり、様々な遊具が揃っています。「一の瀬ダイヤモンドスキー場」からは「焼額山スキー場」、「奥志賀高原スキー場」へとアクセスできます。
前段でご紹介した「志賀高原リゾートゴンドラ」も中央エリアにあり、各ゲレンデまでのアクセスも非常に分かりやすく便利なので「志賀高原に初めて訪れる」という方にもおすすめのエリアです。
志賀高原中央エリアリフト券
一日券:6,000円(大人)
<☞志賀高原中央エリアの詳細はコチラ>
日本一の標高
横手山エリア
横手山エリアは「横手山スキー場」と「渋峠スキー場」からなり、標高2307mと日本一高所にリフト搬器があるスキー場です。さらに群馬県との県境に位置し、県をまたいで営業している珍しいスキー場でもあります。標高が高いため志賀高原のスキー場の中でも最もクローズが遅く、サラサラのパウダースノーと壮大な景色も楽しむことができます。
晴天の日には北アルプスはもちろん、遠く富士山が見えることもあります。山頂には「満天ビューテラス」が設置され、スキーヤーやスノーボーダーだけでなく、カメラマンにも人気のスポットになっています。
初級者~中級者向けのコースが多く、隣接する「熊の湯スキー場」へも連絡コースでつながっています。行き来する人も多く、横手山と熊の湯の共通リフト券(スカイベア券)も発売されています。もちろん、中央エリアからも行くことができ、無料シャトルバスで30分ほどのアクセスです。
横手山・渋峠スキー場、熊の湯スキー場スカイベア券
一日券:7,000円(大人)
<☞横手山・渋峠スキー場の詳細はコチラ>
分かりやすいコースが人気
熊の湯エリア
センターハウスをベースに扇形に広がるゲレンデで分かりやすいレイアウトのため、初心者でも迷わずにスキー・スノーボードを楽しむことができます。
12のコースのうち、初級~中級者向けのコースが70%を占め、全5つのリフトはどれに乗ってもセンターハウスに戻れます。
直射日光が少ない北向きのゲレンデなので1日を通してゲレンデのコンディションが良いのも特徴です。
熊の湯スキー場エリアリフト券
一日券:7,000円(大人)
<☞熊の湯スキー場の詳細はコチラ>
小学生以下はリフト券無料
焼額山エリア
焼額山スキー場はシーズンを通して小学生以下のリフト券が無料。特にファミリー層に人気のスキー場です。スクールも受け付けているため、ゲレンデデビューにもおすすめ。地形を生かしたゲレンデでほぼ全てが林間コースとなっています。全19コースのうち4コースが初級向けですが、新雪やコブが楽しめる非圧接ゾーンもあり初級~上級者まで幅広く楽しめます。
焼額山スキー場エリアリフト券
一日券:7,000円(大人)
<☞焼額山スキー場の詳細はコチラ>
志賀高原最奥の隠れ家的スキー場
奥志賀エリア
志賀高原の最奥に位置するスキー場で初級~上級者向けのコースをバランス良く有しています。焼額山を通じて他エリアへのアクセスも可能。積雪量が豊富で志賀高原で唯一降雪機を導入せず、100%天然雪を満喫できます。
センターハウス前には子ども専用のキッズパークがあり、キッズ用の林間コースも整備されています。さらにキッズルームも完備されているのでファミリー層にも人気です。
センターハウス内には愛犬の一時預かりも可能なドッグホテルも完備されています。
奥志賀高原スキー場リフト券
一日券:5900円(大人)
<☞奥志賀高原スキー場の詳細はコチラ>
志賀高原には温泉がたくさん
ウィンタースポーツの後の楽しみの一つが温泉。様々な火山がそびえる志賀高原は約170年前の江戸時代から湯量豊富な温泉地として知られています。
各スキー場の近くには旅館やホテルが数多くあり、ゲレンデからダイレクトにアクセスできる宿泊施設が多数あります。スキーやスノーボードで遊び疲れたら宿にすぐ戻れて温泉で疲れを癒せるのも志賀高原の魅力。もちろん日帰り入浴可能な施設もたくさんあります。
<志賀高原の主な温泉>
・熊の湯温泉
・熊の湯ほたる温泉
・木戸池温泉
・志賀山温泉
・発哺温泉
・たかまがはら温泉
・幕岩温泉
<☞志賀高原の温泉について詳しく知りたい方はコチラ>
スキーに来たなら食べたいおすすめグルメ・お土産
志賀高原にはスキー場と併せてたくさんの飲食店があります。志賀高原にスキーやスノーボードに訪れた際に是非食べてほしいグルメやお土産をピックアップしてご紹介します。
山ノ内大勝軒
志賀高原中央エリアの「一の瀬ファミリースキー場」の無料休憩所内に冬季限定で営業する「山ノ内大勝軒」。大勝軒は山ノ内町出身の故・山岸一雄氏が考案したつけ麺で有名です。弟子の一人・田内川真介氏がオープンしました。つけ麺発祥の店として伝統の味を継承するとともに、山ノ内町の特色を生かしたメニューが特徴。ランチにもぴったりです。
<☞山ノ内大勝軒の詳細はコチラ>
ホテルグランフェニックス奥志賀 レストラン&バー
志賀高原でゆっくりと贅沢な時間を過ごしたいなら「ホテルグランフェニックス奥志賀」のレストランを利用するのもおすすめです。長野県産を中心に取り寄せた材料でイタリアン・日本料理・中華料理が味わえます。ティータイムの休憩にラウンジでコーヒーもおすすめ。奥志賀高原スキー場が直結しています。
<☞ホテルグランフェニックス奥志賀の詳細はコチラ>
横手山山頂ヒュッテ 雲の上のパン屋さん
「日本一標高の高いパン屋さん」としてグリーンシーズンも人気のパン屋さんです。標高の高い場所でも美味しいパンが焼けるよう試行錯誤したそうです。毎朝手作りされたパンはふわふわモチモチ。レストランも併設され、北アルプスの絶景を眺めながらボルシチなどを味わえます。
<☞雲の上のパン屋さんの詳細はコチラ>
志賀高原ビール
山ノ内町で200年以続く老舗酒造が製造する「志賀高原ビール」。自社で栽培したホップを使用したビールや酒米を使った珍しいビールなどラインナップも豊富。各ゲレンデのレストランや旅館・ホテル内でも販売されているほか、売店でも購入できます。期間限定のものもあるので飲み比べてみるのもおすすめです。
<☞志賀高原ビールの詳細はコチラ>
おこみんクッキー
志賀高原のPRキャラクター「おこみん」。オコジョをモチーフにしたゆるキャラでドングリの帽子と首に巻いているバンダナが特徴です。そんなおこみんの姿がプリントされたクッキーはおみやげに人気です。
スキーやスノーボードだけじゃない楽しみ方も!
志賀高原のウィンターアクティビティ=スキーやスノーボードだけではありません。スキーやスノーボードをしない方でも楽しめるコンテンツをご紹介します。
大雪原を歩こう
スノーシュー
スノーシューは西洋かんじきとも呼ばれ、雪の上を歩くための道具です。圧雪されていない場所でも足が埋まることがなく自由に歩くことができます。特別な技術や訓練は必要ありません。普段立ち入ることができない森の中を幻想的な景色を眺めながら踏み進めていきます。ガイドツアーが実施されているので初心者でも安心です。装備がなくても必要な道具はレンタルできます。
<☞志賀高原スノーシューガイドの詳細はコチラ>
夜の雪山・星空・樹氷を楽しむ
スノーモンスターナイトツアー
「スノーモンスター」とは樹氷がモンスターのように巨大化したもの。横手山にはこのスノーモンスターが2月下旬ころまで出現します。ナイトツアーは、雪上車で横手山山頂まで向かい、サンセットや樹氷、星空鑑賞が楽しめ、帰りは真っ暗な渋峠スキーエリアを降りてくる約2時間半のツアーです。雪上車や迫力あるスノーモンスターを間近で見るなど普段では味わえない貴重な体験ができます。※ツアー内容は変更となる場合があります。
<☞スノーモンスターナイトツアーの詳細はコチラ>
番外編:志賀高原に来たならここにも寄って行って
志賀高原のある山ノ内町は他にも魅力的なスポットがたくさんあります。最後に志賀高原に訪れた際に併せて是非寄ってほしいスポットをご紹介します。
地獄谷野猿公苑
「スノーモンキー」として人気の地獄谷野猿公苑の猿。世界で唯一温泉に入る野生のニホンザルを見ることができます。ここでしか出会えない愛らしい姿にきっと癒されるはずです。
<☞地獄谷野猿公苑の詳細はコチラ>
湯田中渋温泉郷
開湯は1300年以上前という歴史ある温泉郷。100%源泉かけ流しの9つの温泉が集まっています。レトロな温泉宿や石畳など情緒ある風景が広がり、日帰り入浴や足湯などもあります。スキー場までバスも運行されているので志賀高原へのアクセスも便利です。
<☞湯田中渋温泉郷の詳細はコチラ>
道の駅 北信州やまのうち
上信越自動車道・信州中野ICから国道を志賀高原に向かう途中にある道の駅です。山ノ内町の野菜や果物、加工品などが並ぶほか、食堂が併設されています。観光や宿泊、交通情報などの案内も行っているので便利。土産品の購入に寄るのもおすすめです。
<☞道の駅 北信州やまのうちの詳細はコチラ>
まとめ
大小18ものスキー場が集結した志賀高原。日本最大級のゲレンデを巡りながら、スキーやスノーボードを思いきり楽しむことができます。志賀高原には旅館やホテルなどの宿泊施設が数多く長期滞在がおすすめ。温泉にゆっくり浸かったり、スノーシューなどスキー・スノーボード以外の楽しみ方も。そんな魅力たっぷりな冬の志賀高原へ訪れてみませんか?
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