TOP PHOTO：©︎ホテル豊生

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開湯から1350年超の歴史を持つ『湯田中温泉』。湧出量が豊富な5つの温泉（湯田中・新湯田中・星川・穂波・安代）を総称したもので多彩な泉質が魅力だ。俳人・小林一茶が愛した温泉地としても知られている。
温泉街のマップはこちらから☞信州湯田中温泉観光協会公式サイト

源泉かけ流しの日帰り温泉施設『湯田中駅前温泉 楓の湯』。その名のとおり、長野電鉄「湯田中駅」のそばに建つ。良心的な価格で電車の待ち時間などに気軽に立ち寄ることができる。泉質はナトリウム塩化物硫酸塩温泉で、主な効能は神経痛や筋肉痛、関節痛など。2つの内湯と露天風呂は、いずれも男女月替わり。毎月26日の“風呂の日”には薬湯や季節を感じる香り風呂が楽しめる。施設入り口近くの足湯は無料。

3つの源泉から引く源泉かけ流し100%の温泉に定評のある『一茶のこみち 美湯の宿』。泉質は”美肌の湯”として知られるアルカリ性単純温泉。神経症や筋肉痛、関節痛などに効能がある。湯守によって湯量や温度が徹底管理された極上の湯を堪能することができる。内風呂や露天風呂に加え、屋上には2種類の貸切露天風呂があり、すべて日帰り利用が可能。内風呂は湯をやわらかくするジャグジー。貸切露天風呂は完全予約制のため、事前に電話か公式サイトから要予約。

『つるや旅館』は、毎分72Lの湯量を誇る温泉かけ流し。ナトリウム塩化物単純泉で、主な効能はリウマチや運動障害、肩こり、腰痛など。庭園を眺めることができる内湯の他、貸切専用の内風呂と野天風呂があり、宿泊客の状況や時間帯によっては内湯の貸切利用も可能で、プライベートな時間を過ごせるのが魅力だ。貸切利用や料金についての詳細は、電話で問い合わせを。

木の香りが漂う大浴場と開放感あふれる露天風呂が自慢の『ホテル豊生』。天然温泉かけ流しで、泉質はナトリウム塩化物泉。婦人病・切り傷・皮膚病・神経痛・リウマチに効能がある。ロビーで源泉を見ることも可能。長野電鉄「湯田中駅」から徒歩約7分の立地。団体客のバス送迎も受け付けており、関東圏や近隣県が対象（別途料金が必要・要問い合わせ）。

「湯田中温泉」にある5つの温泉の一つ「安代温泉」の一角に佇む『山崎屋旅館』。木の温もりを感じさせる和風建築が特徴的な客室8室の“小さな温泉宿”。2つの内湯は天然温泉かけ流し。神経痛や筋肉痛、関節のこわばり、疲労回復、切傷などに効くナトリウム塩化物硫酸塩温泉の泉質を持つ。日帰り入浴は時間指定の貸切りで利用できる（要電話予約）。

長野電鉄「湯田中駅」から徒歩3分に位置する『ホテルゆだなか』。1階の「湯田中温泉大浴場 吉の湯」は広々とした内湯で、寝湯や立ち湯、サウナスペースもある。弱アルカリ性低張性高温泉の源泉かけ流し。神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺などに効能がある。お湯は白濁色や無色透明と気候により色の変化が見られる。タオルのレンタル（有料）が可能なので手ぶらで入浴可。施設内にはコワーキングスペースも。

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石畳の通りに旅館や土産店が立ち並ぶ『渋温泉』。建物の多くは大正から昭和にかけて建てられた木造建築で風情ある温泉街が広がる。旅館の温泉や9つの外湯（共同浴場）はすべて100%源泉かけ流し。湯巡り、そしてレトロな街歩きを楽しむことができる。
温泉街のマップはこちらから☞渋温泉公式サイト

「渋温泉」にある9つの外湯のうち、唯一日帰り利用が可能な『九番湯 渋大湯』。子宝やリウマチ、神経痛に効能がある茶褐色の湯が特徴。2つに仕切られた木製の内風呂の他、蒸し風呂が併設。施設付近には足湯もあり。「渋温泉旅館組合（観光案内所）」または「渋温泉有料駐車場」にて入浴券を購入し、近隣の宿や土産店で鍵を受け取り入浴する。

創業400年余の老舗『湯本旅館』。日帰りでは内風呂の利用が可能だ。源泉には「喜四郎の湯」の名が付く。浴場にはヒノキの香りが漂い、かけ流しの湯を贅沢に堪能できる。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩温泉。効能は筋肉痛、関節痛、腰痛、神経痛など。入浴1回券の他、お得な10回券も販売中。

『春蘭の宿 さかえや』では、近隣の地獄谷から引く鉄分の多い茶褐色の温泉と硫黄などの鉱物を含む自噴泉の2つの源泉をブレンド。弱酸性のやわらかい湯が特徴だ。効能は、アトピーや湿疹、婦人病など。美肌効果もある。内湯の浴槽は90cmと深く立ち湯が可能。底には敷き詰められた石で足裏をマッサージして。庭園を眺める露天風呂や、温泉にロウリュサウナや水風呂、リラックススペースが併設した貸切風呂もある（要予約）。

「地獄谷野猿公苑」の専用駐車場まで車で約5分の位置に建つ『月見の湯 山一屋』。低張性弱アルカリ性高温泉の泉質を持つ湯は、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩などに効能がある。あつ湯やぬる湯など、浴槽により湯の温度が違うため好みに合わせて入浴が可能だ。男女それぞれ露天桶風呂も併設する。

天然温泉かけ流しの内湯　©月見の湯 山一屋

内湯からつながる露天の桶風呂　©月見の湯 山一屋

文：松尾 奈々子