• HOME
  • 【標高1,500m。地上の楽園・憧れの上高地でスイーツ探訪】 ワンランク上の贅沢スイーツからリーズナブルで素朴なスイーツまで一気にご紹介!

【標高1,500m。地上の楽園・憧れの上高地でスイーツ探訪】 ワンランク上の贅沢スイーツからリーズナブルで素朴なスイーツまで一気にご紹介!

毎年大勢の人が訪れ、登山やハイキング、ゆったりとした滞在を楽しむ、長野県の中でもとりわけ人気の観光地「上高地」。年間120万人が訪れるという日本有数の山岳リゾート。「特別名勝」と「特別天然記念物」の2つの称号を認定されている今も手つかずの自然が数多く残る未来に残したい景勝地です。エメラルドグリーンの大正池、川底まで透き通る清水の梓川、聳え立つ焼岳、雄大に連なる穂高連峰、どこを切り取っても名画のような景色ばかり。
今回はそんな新緑の美しい夏の上高地で甘~いスイーツをリサーチ!爽やかな風が吹くテラスや美しい景色を眺めながらいただくスイーツが散策で疲れた体を癒してくれることでしょう。甘いもの好きな筆者も訪れたい名店ばかりをピックアップ!次回の上高地散策の参考にしてみて下さい。

20273_ext_01_0_L (1)

TOP PHOTO:©︎上高地ルミエスタホテル

記載の内容は、記事執筆時点の情報です。営業状況やサービス内容、料金等は変更になる場合がございますので、詳細は各施設にお問い合わせください。

〈上高地温泉ホテル〉『やまのらうんじ』の鮮やかな「真っ赤なりんごケーキ」

アイスのケーキ、「真っ赤なりんごケーキ」に癒されて ©上高地温泉ホテル

クラシックな雰囲気のロビーでティータイムを。 ©上高地温泉ホテル

上高地の景色にとけこむ赤茶色の建物。 ©上高地温泉ホテル

標高1,500mの大地に湧き続ける自慢の温泉は日帰り入浴可能。 ©上高地温泉ホテル

昭和レトロなラウンジでゆったりとカフェタイムはいかがでしょう。
こちらの「真っ赤なりんごケーキ」は、冷やしてもおいしいアイスケーキ。パっと目を引く鮮やかな赤が、目にも嬉しいスイーツです。『やまのらうんじ』では、アイスケーキの他にも「コケモモの高原ジュース」や、天然水を使用した「石清水コーヒー」もおすすめです。また、上高地温泉ホテルは上高地で唯一の自家源泉かけ流しのお宿で、日帰り入浴も可能。入口には無料の足湯もあるので、気軽に利用してみては。

【日帰り温泉情報】
大人(中学生以上)1,000円 3才以上小学生以下 500円
利用時間:午前:7時~9時30分(最終受付9時)
     午後:12時30分~15時30分(最終受付15時)
※タオル・バスタオル有料レンタルあり

上高地温泉ホテル

〈山のひだや〉『café  do koisho(カフェ・ド・コイショ)』の夏限定のスイカ杏仁

糖度の高いスイカを使用した「スイカ杏仁」は夏らしい一品。  ©︎カフェ・ド・コイショ

こちらも人気の「クレームブリュレ」  ©︎カフェ・ド・コイショ

明神池すぐそばの、家族経営のアットホームな宿で、先々代のオーナーが“どっこいしょのおじいちゃん”として親しまれていたことから、いろり食堂「どっこいしょ」を営業していましたが、平成27年に『Café  do koisho(カフェ・ド・コイショ)』として名前をおしゃれに受け継ぎリニューアルオープン。パティシエでもある娘さんがお客様に出していたデザートがこちらで楽しめます。「スイカ杏仁」は夏限定のメニューで、糖度が高く評判の良い波田の下原のスイカが手に入り次第、メニューとして登場します。(目安として7月末~8月のお盆頃まで)。さっぱりとした杏仁と甘いスイカのバランスが絶妙なスイーツ。こちらのスイーツの他にも、パティシエこだわりの日替わりスイーツやオリジナルブレンドのコーヒーもおすすめです。

旅荘 山のひだや Café  do koisho

〈上高地ホテル白樺荘〉『かっぱの休憩所』の人気No.1の「ミルクジェラート」

ひんやりスイーツは夏の上高地にぴったり!「ミルクジェラート」 ©上高地ホテル白樺荘

食べ応えのある「ジャンボモンブラン」は雄大な穂高連峰をイメージ。 ©上高地ホテル白樺荘

かわいらしい季節のケーキ「いちごのモンブラン」 ©上高地ホテル白樺荘

希少なリンゴ「ピンクレディ」を使用した「タタンケーキ」 ©上高地ホテル白樺荘

上高地の景色を満喫できるテラス席で優雅にティータイム。 ©上高地ホテル白樺荘

筆者が今回最もおすすめしたいのが、こちらのジェラート!「安曇野産牛乳」を使用し、さっぱりとした中にコクがある夏におすすめのスイーツです。人気のミルク以外にも日替わりで木いちごやブルーベリーも楽しめます。また、こちらの休憩所では、専属のパティシエが白樺荘から望む雄大な穂高連峰をイメージして作ったという「ジャンボモンブラン」や、「アップルパイ」、希少なリンゴで作った「タタンケーキ」、旬の味が楽しめる「季節のケーキ」など魅力的なスイーツが多数!是非立ち寄ってみてください。

上高地ホテル白樺荘

『TROIS CINQ上高地』の行列のできる「信州完熟りんごのアップルパイ」

りんごを丸々6個使用した話題の「完熟りんごのアップルパイ」は上高地スイーツの定番。 ©︎トワサンク上高地

お土産としても人気のNo.1のホールはオンライン注文も可能。 ©︎トワサンク上高地

りんごの木のオブジェが可愛い明るい店内。 ©︎トワサンク上高地

店舗前のテラスで鳥の声を聴きながらスイーツタイム。 ©︎トワサンク上高地

『TROIS CINQ 上高地』(トワサンク上高地)の代表的な噂のスイーツと言えば、上高地人気No.1という「信州完熟りんごのアップルパイ」です。メディアにも頻繁に取り上げられている上高地の定番スイーツで、行列ができるほどの人気ぶり。信州りんごのおいしさを大勢の人に知ってほしいという想いから作りはじめたというこちらのアップルパイ。旬の12月上旬に完熟したりんごだけを使い1年分のりんごのフィリング(詰め物。具材)を作り使用しています。シナモンなどの香料は一切入れずにりんごそのものの味に拘った一品が味わえる『トワサンク上高地』。当地に訪れたらまず立ち寄りたいお店です。

TROIS CINQ上高地

〈五千尺ホテル〉『スイーツカフェ&バーLOUNGE』の不動の人気メニュー「レアチーズケーキ」

シェフが試行錯誤して求め続けた拘りがつまっている「レアチーズケーキ」 ©五千尺ホテル上高地

清涼感あふれる果汁たっぷりの夏果のイチジクを使用した「イチジクのタルト」 ©五千尺ホテル上高地

上高地のおいしい空気とスイーツを同時に味わうことのできるラグジュアリーなテラス席。 ©︎五千尺ホテル上高地

“上高地クラシック”な雰囲気のラウンジ店内。 ©五千尺ホテル上高地

雄大な山をバックに佇む五千尺ホテル。 ©五千尺ホテル上高地

松本民芸家具を配置した五千尺ホテルの落ち着いた雰囲気のラウンジには、穂高連峰、梓川、河童橋、焼岳の雄大な景色を独り占めできるテラスもあり、マイナスイオンいっぱいの新鮮な空気と川のせせらぎを聞きながらリラックスした時間を過ごせます。
そんな素敵なラウンジでは、ビーフシチューサンドなどの軽食やケーキセットも充実。豊富なスイーツメニューが並ぶ中でも定番メニューとしておすすめしたいのが「レアチーズケーキ」です。濃厚でなめらか、このケーキのために作られたというベリーソースと合わせると更に贅沢な味わいに。また、シーズンケーキとして夏に登場するおすすめのメニュー「イチジクのタルト」は、カスタードクリームの上に厳選された大きなイチジクが乗った見事な一品。見た目の美しさと上品さを感じるケーキを是非味わってみては。

スイーツカフェ&バー LOUNGE

〈上高地ルミエスタホテル〉『ロビーラウンジ&香風音(カフーネ)』の愛らしい「緑色のかっぱ」

食べるのがもったいないほど愛らしい表情の抹茶のムース「緑色のかっぱ」 ©上高地ルミエスタホテル

ルミエスタホテルの中のケーキでもファンが多い「モンブラン」 ©上高地ルミエスタホテル

おすすめのシュークリームや季節のケーキも並ぶショーケース。 ©上高地ルミエスタホテル

明るい開放感のあるラウンジ。 ©上高地ルミエスタホテル

旧清水屋(昔の湯屋)だった上高地ルミエスタホテルは、詩人・高村光太郎と智恵子が滞在した宿としても有名。 ©上高地ルミエスタホテル

こちらはSNSでも話題の「緑色のかっぱ」。河童橋とかけてあり楽しく、食感の良い大納言小豆入りの抹茶のムースです。定番のモンブランは、贅沢に渋皮栗を丸ごと1個入れ、3種のクリームでまろやかに仕上げた一品。他にも焼岳を模したシュークリームや季節のケーキ、安曇野のジェラートもおすすめ。ロビーラウンジの他、テラスの『香風音(カフーネ)』でも食べることができ、提供するカトラリーにはSDGsに配慮した材質のものを使用。上高地ルミエスタホテルのレストラン『ラ・リヴィエール』では贅沢なランチコースや長年愛されている黄金カレーも人気で一度は訪れたいスポットです。

上高地ルミエスタホテル

〈上高地帝国ホテル〉『カフェ グリンデルワルト』の1日15食限定の「アフタヌーンティーセット」

アフタヌーンティーのセットは10時~15時の提供5,000円(サ込税込)。※内容は時期により変更する場合あり。 ©上高地帝国ホテル

上高地を象徴するデザイン。店内中央には立派なマントルピースが。 ©上高地帝国ホテル

赤い屋根が目印の自然と共存する上高地帝国ホテルの佇まい。 ©上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテルの『カフェ グリンデルワルト』の中央にはシンボルのマントルピースがあり、当地を代表するクラシックホテルらしい雰囲気と重厚さを醸し出しています。夜はコーヒーやカクテルも楽しめる「バーホルン」となりますが、今回おすすめしたいのは、カフェタイムに1日15食限定という「上高地帝国ホテルのアフタヌーンティー」5,000円です。この他にも1日20食限定という「上高地帝国ホテルのカスタードプリンセット」1,950円なども。ワンランク上の上質で優雅なひとときを味わえそうです。※料金は消費税、サービス料込。

カフェ グリンデルワルト

上高地食堂売店のかわいい!がいっぱい。かっぱの大判焼き「かっぱ焼き」3種

テレビでも紹介されたという上高地名物「かっぱ焼き」。中にあんこがぎっしり。 ©上高地食堂売店

なんともかわいい!「かっぱ焼き」。写真は”あんこ&クリームチーズ”300円(税込)。 ©上高地食堂売店

6個入りのセットもお土産におすすめ。 ©上高地食堂売店

看板にもかわいい!かっぱのイラストが。 ©上高地食堂売店

上高地バスターミナルすぐそばで待ち時間のおやつにもおすすめ。 ©上高地食堂売店

今回のスイーツ探訪で、筆者の最も好みだったのがこちらの上高地食堂売店の大判焼きの「かっぱ焼き」です。かわいい&素朴なかっぱの顔がなんとも愛らしいスイーツで、毎日手作りしています。現在は「あんこ」「カスタード」「クリームチーズ&あんこ」の3種類の展開で、6個入りのセットもあり、お土産にも喜ばれそう。こちらの売店は、上高地バスターミナルすぐの立地でバスの待ち時間にかっぱ焼きを片手にちょっと休憩するのもおすすめ。さらに1個300円という手軽さでお財布にも嬉しい文句なしの一品です。

上高地食堂


<筆者あとがき>
思いつきで数年前、まだ幼い子どもを連れて訪れたことのある「上高地」。上高地はマイカー規制があることも知らず、バスにベビーカーを折りたたんで乗り降りすることに。大変な思いをしました。今回上高地をリサーチするにあたり、上高地が日本でも貴重な大自然を保有していること、未来のこどもたちに豊かで美しい自然を残すためのマイカー規制やゴミ拾い活動など日々努力を重ねていることを知り、あの頃より成長した子どもたちと再び上高地を訪ねたい気持ちになりました。上高地を愛した文豪・芥川龍之介の小節「河童」の舞台となったという河童橋、愛らしい表情の河童のスイーツ、建設現場までの道路がまだ開通していないときに資材を大正池から子船で運んで建設したという高級リゾートホテル。「上高地」の不動の人気と美しさの根底には、そこに住む人々の自然保護への想いと自然の素晴らしさを多くの人に体験してほしいという想いがあるのではと感じました。雄大でかけがえのない自然の中で過ごせるよろこびを、ぜひご家族、ご友人と一緒に訪れ味わってみてください。

©上高地ホテル白樺荘

取材・文:満月ナギ

<著者プロフィール>
満月ナギ(Mitsuki Nagi)
長野県白馬村在住。人気ペンションの運営をしながら、FMラジオ局でのリポーターやフリーペーパー制作などの経験を活かしライター業をこなす。ペンションでは夫の作る伊仏創作料理のコースにあうピザ生地や自家製パン、スイーツを作り、オフにはドーナツを販売している。子育てをしながら長野のスローライフを満喫&魅力発信中。冬はスノーボード、夏はゴルフやサイクリング、歌が趣味でジャズシンガーとしても活躍中。

閲覧に基づくおすすめ記事

MENU