目次
一棟貸しの古民家で日本の原風景を堪能する
satoyama villa DEN(松本市)
まつや邸(根羽村)
Zenagi(南木曽町)
アクティビティも楽しめるキッチン付きコテージでリトリート
なべくら高原・森の家(飯山市)
小菅の里 七星庵(飯山市)
リゾートホテルのコテージでプライベートステイ
星のや軽井沢(軽井沢町)
蓼科東急ホテル(茅野市)
貸切ステイで名建築の意匠にふれる
ドージャー山荘(軽井沢町)
方の家(軽井沢町)
輪の家(軽井沢町)
一棟貸しの古民家で
日本の原風景を堪能する
100年を超えて集落を見守ってきた古民家には、その地でしか育まれない味わいがあります。暮らすように過ごせるからこそ、豊かな自然に五感で触れたり地元の食文化を体感してみたり、普段の旅と違う醍醐味が生まれます。気軽で豊かな田舎暮らしを、ぜひ楽しんでみませんか。
satoyama villa DEN(松本市)
松本駅から車で30分。北アルプスを一望する里山にひっそりと立つ「satoyama villa DEN」は、松本の名旅館「明神館」プロデュースの宿。敷地内にはリノベーションした築190年の母屋を中心に江戸時代から残る長屋門や蔵、蚕小屋、水田、さらにゲストが農業体験できる畑も。旬の野菜を収穫したり水田に囲まれたデッキテラスで稲穂のざわめきに耳を傾けたりと、里山暮らしを丸ごと体感できます。受け付けを済ませればスタッフの常駐もなく、気兼ねすることなくくつろげます。本格キッチンを完備しているので、収穫した野菜で料理を楽しんでもよし、「明神館」グループの料理人を招いてもよし。自由に滞在をデザインできます。
まつや邸(根羽村)
総面積の実に92%が森林であり、矢作川の源流地域でもある長野県最南端の地・根羽村。そんな自然豊かな村の中心に位置するのが、一棟貸しの宿「まつや邸」です。かつて宿場や郵便局、タバコ店と役割を変えながら人々の交流の場となった築約130年の古民家を、「自然体になれる村の宿と場」をテーマにリノベーション。飴色に変化した柱梁が味わい深い板の間や薪ストーブのある土間が吹き抜けを介してつながる開放的な空間で、矢作川のせせらぎや鳥の声に耳を澄まし、心も体もリラックスできます。根羽村ならではの林業体験や山歩き、渓流釣り、地元の人との農業体験もオプションで楽しめます。
Zenagi(南木曽町)
「4つのZEN(禅・然・膳・善)」をテーマに宿泊・食事・専属ガイド付きアウトドア体験をトータルで提供する、国内でもめずらしいタイプのホテル。江戸時代の豪農の屋敷をリノベーションした空間には、黒い漆で仕上げた床や木曽ヒノキの風呂など木曽ならではの技が光り、禅寺のようにミニマルな趣があります。食事はミシュラン星付きの和洋ふたりのシェフがプロデュース。旨みたっぷりながら年間数百頭しか肥育されていないために〝幻の牛〟と呼ばれる木曽牛、山菜やキノコ、熊やイノシシといったジビエなど地元食材にこだわったスローフードを堪能できます。日中は専属ガイドと一緒に森や渓谷でリバーリトリートやパラグライダー体験を。心を豊かに、身体を健康にする「ウェルネス体験」が楽しめるホテルです。
アクティビティも楽しめる
キッチン付きコテージでリトリート
トレッキングやSUP、シャワークライミングに山菜狩り、スノーシュー。長野県には、雄大な自然を丸ごと楽しめる体験アクティビティが多彩にあります。大人も子どもも楽しめるから、家族連れにも人気。アクティビティを満喫するなら、遊び場所までアクセスのいいコテージタイプの宿がおすすめです。
なべくら高原・森の家(飯山市)
鍋倉山の裾野に広がる高原の豊かな自然を楽しむグリーンツーリズムの拠点「なべくら高原・森の家」が運営する、シンプルでリーズナブルなコテージ。窓を開ければ、雪解け水が育んだブナの森からさわやかな風が吹き抜けます。全棟キッチン・シャワー・WiFi完備でアウトドア初心者も安心。布団敷きの和室タイプもあります。年間通じて300種以上の体験プログラムを提供しているので、コテージは遊び倒す拠点にぴったり。夏はトレッキングやクラフト体験、カヌーや農業体験、冬はスノーシューやかんじき、クロスカントリースキー、雪遊びと、子どもから大人まで楽しめる多彩な遊びをインストラクターがアテンドしてくれます。
小菅の里 七星庵(飯山市)
かつて修験道の僧坊街として栄え、今なお素朴な民間信仰の名残を残す集落、小菅の里。信仰と文化が色濃く息づく風景は、国の重要文化的景観の指定を受けています。築200年の古民家をリノベーションした「小菅の里 七星庵」は、囲炉裏や土間、ぬれ縁など当時の風情を生かした一棟貸しの宿。周辺には知る人ぞ知る霊場スポットの小菅山、水底に龍が棲むと伝えられる北竜湖があり、その神秘を楽しむアクティビティも充実しています。現役山伏をはじめとした地元の案内人による小菅神社の奥社登拝ガイドや集落ガイド、北竜湖でのカヌーやSUP、森林セラピー&ピラティス・ヨガなど、雄大な時間を体験できます。さらには野沢温泉をはじめとする近隣のゲレンデや温泉エリアを巡る拠点としてのアクセスも抜群です。WiFi完備でワーケーションなどにも利用できます。
リゾートホテルのコテージで
プライベートステイ
ホテルクオリティのサービスを受けながらプライベート感も楽しめる、リゾートホテルの離れやコテージ。窓の外に豊かな自然が広がる空間で自宅のように過ごしながら、気が向いたら森や川へ散歩に。気ままに過ごしながら、シェフ自慢の料理や温泉で長野県の恵みを堪能できます。
星のや軽井沢(軽井沢町)
谷の地形に沿ってつくられた、全客室離れ家のプライベート感あふれるホテル。「現代を休む」滞在を提案し、宿泊は基本的に2泊から。客室は水辺に面した「水波(みずなみ)」、森を間近に眺める「山路地」、一棟ごと趣が違う戸建ての「庭路地」の3タイプ。テラスからは、季節や時間によって変化する景色を楽しめます。食事は日本料理とフレンチのほかカジュアルなレストランや季節の食材を使った食堂など、計10種類から選択可能。希望すれば、夕食も朝食も部屋でゆったり楽しむことができます。源泉掛け流しの星野温泉、心身ともリラクゼーションに導くスパプログラムも。
蓼科東急ホテル(茅野市)
標高1,300mの蓼科の森に佇む、歴史ある洋館のリゾートホテル。プライベート感を満喫したい人におすすめなのが、森のなかに点在する独立型の客室「森と清流の離れコテージ」です。隣を流れる川のせせらぎをBGMに蓼科の自然をより近くに感じられるロケーションで、愛犬や愛猫と過ごせるタイプのコテージも人気。「蓼科東急ホテル」の魅力であるレンゲツツジの色をシンボルカラーにした重厚なインテリアはコテージも同様で、木をふんだんに使ったクラシカルな空間はヨーロッパの山小屋を思わせます。一歩外に出れば八ヶ岳の稜線や四季の山野草を眺めるガーデンが広がり、散策も楽しめます。
貸切ステイで名建築の意匠にふれる
長野県には、豊かな自然にインスパイアされて新旧の建築家が設計したホテルや別荘が数多くあります。そんな名建築に実際に泊まれるのは、長野県ならではの魅力のひとつ。一棟貸しで暮らすように滞在する時間は、最も贅沢な楽しみ方です。空間に身を置いてみると、写真では分からない建築家の感性や美意識を体感できるでしょう。
ドージャー山荘(軽井沢町)
軽井沢と縁が深く、大正から昭和初期に多くの別荘や教会を手がけたアメリカ出身の建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。現存するヴォーリズ建築に一棟貸しで泊まれる場所が、1933年建造の「ドージャー山荘」です。外観や間取り、石造りの暖炉やステンドグラスをあしらった建具などはほぼ当時のまま。下見板張りの外観は簡素ですが外の緑をふんだんに取り込んだ室内は心地よく、「避暑地に大きな家より便利な家を、見せびらかすような建物より簡素な家を」というヴォーリズの思想が表れています。キッチンやバスルーム、サッシなどは現代のものに入れ替えているので快適。利用期間は1カ月から。名建築で暮らすように過ごす長いバケーションを楽しめます。ペットとの滞在も相談可能。
方の家(軽井沢町)
建築家の武井誠さんと鍋島千恵さんが設計し、国内外のメディアに紹介された週末住宅が一棟貸しの別荘に。周囲の木立と同化する76本の細い柱が屋根と床を支える構造で、ガラスの箱が傾斜地に浮かぶような姿が印象的。室内には間仕切り壁がなく、家のどこにいても森の眺望を楽しめます。
輪の家(軽井沢町)
軽井沢の木立を楽しむために、さまざまなレベルと方向に眺望を開くようデザインされたストライプ状の外観が個性を放つ別荘。設計は武井 誠さんと鍋島千恵さん。地下1階+地上2階の3層構造で、天井高4mの開放的なLDKや木々が間近に迫るバスルームなどどの空間も森に囲まれ、緑に埋もれるような感覚です。
長野県の大自然のなかで、家族や仲間とのプライベートを心ゆくまで楽しんだり、地元とのコミュニケーションを楽しみながら暮らすように過ごしたり。自然や地域との関わり方を、自由にデザインできる貸切の宿。自分らしい旅をしたい人におすすめです。
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